習近平総書記「雲南省は中国式現代化の過程で新たな発展局面を切り開くべき」

習近平中共中央総書記（国家主席、中央軍事委員会主席）はこのほど雲南省を視察した際、「雲南省は西部大開発と長江経済ベルトの発展に関する党中央の戦略的方針を真剣に実行に移し、新たな発展理念を完全かつ正確に、全面的に貫徹し、『安定を維持しながら前進』という政策の総基調を堅持し、質の高い発展の推進に力を入れ、思想を解放し、改革と革新を進め、奮起して進取に励み、真剣かつ着実に取り組み、中国式現代化の過程において雲南省の新たな発展局面を切り開く必要がある」と強調した。新華社が伝えた。

習総書記は3月19、20両日に麗江市と昆明市を視察した。

20日午前、習総書記は中国共産党雲南省委員会と省政府から活動報告を受け、雲南省の各方面における成果を評価し、今後の取り組みについて指示した。

習総書記は「産業のモデル転換と高度化の推進は質の高い発展における重要な取り組みだ。地域ごとに資源賦存量や基礎的条件が異なるため、産業のモデル転換と高度化に取り組む際は、実情に即し、経済法則に従い、各地の特色を際立たせる必要がある。雲南省は科学技術革新が先導する形で資源型産業を強化・最適化・拡大するとともに、戦略的新興産業や未来産業を積極的に発展させる必要がある。高原の特色ある農業や文化観光産業の発展を加速し、産業の付加価値、企業の効率、住民の所得の向上を促進する必要がある」とした。

また「雲南省は独特の地理的条件を有しており、高水準の対外開放を積極的に推進し、南アジア・東南アジアに向けたハブを構築する必要がある。自由貿易試験区の質の高い建設を進め、交通・物流、エネルギー、デジタル情報などの大動脈の建設を強化し、各種の開放プラットフォームを経済発展の推進力とする必要がある。周辺諸国と経済・科学技術・人材・医療・文化などの交流や協力を拡大し、『一帯一路』（the Belt and Road）の質の高い共同建設を実感できアクセシビリティのあるものとする必要がある」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年3月21日