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japanese.china.org.cn |11. 08. 2025

世界反ファシズム戦争の勝利、中国が果たした多大な貢献 ケニアメディア

タグ: 反ファシズム戦争
中国網日本語版  |  2025-08-11

ケニア主要紙「ザ・スター」は8日、オニャンゴ・コニャンゴ記者による論評記事を掲載した。国際社会が世界反ファシズム戦争勝利80周年を共に記念するこの機会に、よりバランスのとれた広い視点でこの戦争を再検証し、中国の勇敢な抵抗とその戦争勝利への多大な貢献を正当に評価すべきと記した。記事の要旨は以下の通り。

世界反ファシズム戦争の終結から80年が経過したが、その歴史の大部分は依然として狭量な西洋中心主義的な視点に覆い隠されている。このいわゆる「主流の物語」は、ファシズムや軍国主義との戦いにおける中国やその他のグローバルサウス諸国の決定的な役割をしばしば無視している。中国人民抗日戦争は、世界の反ファシズム闘争における中核的戦線であり、重要な支柱であった。中国は、世界反ファシズム戦争における東アジアの主戦場だった。

ケニアをはじめとするグローバルサウス諸国は、外国侵略者による占領や民族解放闘争を経験するなど、中国と似た歴史的経験を共有している。第二次世界大戦勃発の主な原因の一つは、西洋列強によるグローバルサウスの資源と市場の支配権争いであった。戦時中、これらの地域の人材や資源はしばしば恣意的に収奪された。しかし、反ファシズム戦争の過程において、グローバルサウス諸国には新たな民族的アイデンティティと政治的自主性への意識が芽生えた。

第二次世界大戦後、世界反ファシズム戦争の偉大な勝利に励まされ、強大な民族独立の波がアジア、アフリカ、ラテンアメリカを席巻した。西洋列強が他国に押し付けた植民地秩序が崩壊した。国連を中心とする戦後の国際秩序は、世界反ファシズム戦争勝利の永続的遺産であり、世界の平和と安定の礎だ。

世界反ファシズム戦争の勝利を記念するにあたっては、歴史修正主義を捨て、歴史の真実を明らかにしなければならない。中国などのグローバルサウス諸国の役割を軽視または歪曲したり、侵略者を被害者として描いたりしようとする動きは、血を流して戦った先人たちに対する冒涜だ。一部の物語は、終戦間際の枢軸国の経験(原爆投下など)のみに焦点を当て、彼らが侵略戦争を発動した責任や犯した戦争犯罪を無視している。この歪んだ物語の枠組みは、中国人民が受けた苦難と、侵略に立ち向かった彼らの行為の道義的正統性を覆い隠しているのだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月11日