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japanese.china.org.cn |20. 08. 2025

西蔵自治区成立60周年 生態優先・グリーン発展を堅持

タグ: 西蔵自治区成立60周年
中国網日本語版  |  2025-08-20

青蔵高原に位置する西蔵は「世界の屋根」「アジアの水塔」と呼ばれる、中国にとって重要な生態安全の障壁だ。党中央は西蔵の生態環境保護を極めて重視している。特に第18回党大会以降、西蔵は生態優先・保護第一を堅持し、美しい西蔵建設を加速させ、国家エコ文明重要地の創設に尽力している。

地球第3極の生態保護を徹底するため、中央政府と西蔵自治区は一連の生態環境保護および建設計画を策定・実施。全区の60万平方キロ超の国土が生態保護レッドライン区域内に指定され、全区面積の50%以上を占めている。各種自然保護区は47カ所設置され、総面積は41万2200平方キロに達する。西蔵の生態環境品質は2024年に良好な状態を維持し、大気品質優良日数比率は99.7%に、主要河川・湖沼のⅢ類水基準以上達成率は100%に、飲用水水源地の水質基準達成率は100%となった。

良好な生態は最も普遍的な民生福祉だ。林芝(ニンティ)市巴宜(パユ)区の扎西崗村(タシゴン村)では、山を背に西蔵式家屋が軒を連ねる。同村の67世帯中50世帯以上が家庭旅館を経営しており、土産品販売や宿泊提供、乗馬体験などで観光収入を得ている。

西蔵は2024年に43万9800人分の生態保護雇用枠を設置し、年間補助金15億元超を支給。多くの農牧民が植樹・森林保護担当者となった。豊かな生態資源は住民にとって「目に見え、手に届く」という「幸福の不動産」となっている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月20日