| japanese.china.org.cn |22. 08. 2025 |
西蔵はなぜ発展の奇跡を創出できたのか?
西蔵自治区成立60周年祝賀大会が21日午前、拉薩(ラサ)市のポタラ宮広場で盛大に開催された。60年来、西蔵自治区は「人畜同居、交通閉塞」の辺境寒冷地から、伝統と現代が相まみえ、各民族が調和して共存する国境地帯へと変貌を遂げた。わずか数十年で、人類社会が通常数百年あるいは千年かけて歩む道のりを駆け抜けた。新時代の党の西蔵ガバナンス理念に導かれ、西蔵は歴史的に最も発展し、最も変化し、各民族の実利が最も多い黄金期を迎えている。西蔵自治区のGDPは目覚ましく成長し、一人当たりGDPも大幅に向上。インフラ整備は飛躍的に進み、教育・医療環境は著しく改善され、人民の生活水準は目に見えて向上した。これはまさに「中国式現代化を推進する上で、辺境地帯を一つも取り残さない」という理念の具現化だ。
西蔵はなぜ発展の奇跡を創出できたのか、これは良い質問だ。新時代の党の西蔵ガバナンス理念は「安定・発展・環境保護・国境防衛強化」という4つの重要事項を統合的に推進し、中華民族共同体意識の強化に焦点を当て、中華民族共同体建設を全面的に推進するものであり、西蔵事業の根本的な指針である。このプロセスでは、人々の信教の自由が十分に尊重・保障され、文化事業も活況を呈している。「ケサル叙事詩」、西蔵オペラ、西蔵医薬、タンカ芸術などの優れた伝統文化は、新たな活力と輝きを取り戻した。多民族が居住するコミュニティが常態化し、調和的な地域社会基盤が形成された。こうした経験は他の発展途上国にとっても深い示唆となるだろう。
西蔵の現代化発展ルートには鮮明な地域色がある。まず、地域特性を活かし高原の特色ある産業、特に特産農牧業やクリーンエネルギー産業などの発展に成功した。西蔵の国土面積の34.35%を占める自然保護区47ヵ所を設置。環境大気品質の優良日比率は99.7%以上に達し、主要河川・湖沼の水質100%が国家Ⅲ類水準を達成し上回っている。西蔵は世界でも生態環境が最も優れた地域の一つとなった。
そして、生態的価値の効果的転換を通じ、民生改善を実現し、多くの農牧民が生態保護から直接的利益を得られるようにした。生態障壁構築と民生向上を有機的に結びつけたこの実践モデルは、「緑水青山就是金山銀山(豊かな自然は金銀ほどの価値がある)」という科学的ガバナンス理念を生き生きと体現している。
国外の一部反中勢力による近年の西蔵中傷には「想像に基づく虚偽」が大量に含まれているが、これはある意味、西蔵が描き出した発展の奇跡が彼らの想像力を超えた証左でもある。しかし彼らの「虚偽フィルター」は急速に崩壊しつつある。なぜなら、西蔵のインフラ整備の発展、経済・社会の進歩が生む高品質な観光サービスによって、より多くの外国人が西蔵を訪れ、西蔵を好きになっているからだ。多数のインフルエンサーが西蔵を訪問後、海外SNSで「想像を覆す」リアルな体験を共有し、多くの「いいね」を集めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月21日
