| japanese.china.org.cn |27. 08. 2025 |
新時代に偉大な抗日精神を継承・発揚
最近公開された映画「南京写真館」は、小さなフィルムで抗日戦争の歴史を再現し、繊細な叙述で中華民族が血を流して戦った栄光を描き、中国人の民族的な気概と輝かしい人間性を表現し、国内外の観客から共感を呼んだ。今年は中国人民抗日戦争勝利80周年にあたる。抗日戦争を振り返ると、悲惨かつ壮絶な時代はすでに遠いものとなったが、偉大な抗日精神は消えていない。これは私たちが前進の道を歩むよう勇気づけている。
偉大な抗日精神は「望遠鏡」のようなもので、深遠で重厚な歴史的思考を内包し、「好戦は必ず滅び、戦いを忘れれば必ず危うい」という歴史的な法則や「国破れて山河在り、城春にして草木深し」という国家に対する情念を洞察するものである。私たちがどこから来たのか、どこへ行くのかをより良く理解する助けとなる。当時受けた空前の苦難はすでに過ぎ去ったが、その災厄に満ちた歴史を忘れてはならず、抗日戦争中に形成された優れた伝統と気風を放棄してはならない。歴史の教訓を銘記し、歴史から知恵を汲み取って能動性を発揮し、歴史の関門を越え、中国の現代化への道を進むべきだ。
偉大な抗日精神には中国共産党の卓越した指導力が凝縮されている。半植民地・半封建社会と日本軍国主義の残酷な侵略戦争に対し、中国共産党は四分五裂で砂のように散らばった中国社会を統合し、人民を組織化し、血肉の体で日本の侵略軍と戦う「新しい長城」を築いた。抗日戦争は困難なだけでなく複雑であり、あらゆる矛盾に対処するための卓越した指導が必要だった。中国共産党は抗日戦争の弁証法を科学に把握し、敵・我・友の関係を適切に処理し、進歩的な勢力を発展させ、中間的な勢力を引き寄せ、反対勢力を孤立させ創造的に抗日民族統一戦線を構築し、「三三制」民主政権を創設した。受動的な立場から能動的な立場に転換させ、精神を物質に変え、危機を機会に変えた。敵後戦場と正面戦場が相まって、民兵と主力部隊が協力し、遊撃戦と運動戦が有機的に結合。日本の侵略者への抵抗戦・統一戦線・持久戦が高度に結びつき、人民の愛国意識と組織観念が空前の目覚めを見せ、中国共産党の中流砥柱としての役割が十分に発揮された。我が国は現在中華民族の偉大なる復興を実現する重要な時期にあり、中国共産党の指導という中核的な役割を引き続き発揮し、偉大な抗日精神を継承し大いに発揚し、新時代の実力を試される道のりを歩んでいく必要がある。(筆者=肖純柏・杭州市党委員会党校党史党建教研部教授、全国党建研究会特別招聘研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月27日
