SCOは影響力ある多国間協力の場=タジキスタン大統領

タジキスタンのラフモン大統領はこのほど、首都ドゥシャンベの国民宮殿で新華社などの中国メディア合同インタビューに応じ、上海協力機構（SCO）が地域関係発展の促進と地域安定維持において重要な役割を果たしていると表明した。設立以来、SCOは成功し大きな影響力を持つ多国間協力プラットフォームであることを証明し、安全保障、経済、文化など複数分野で積極的な役割を発揮している。

ラフモン氏は「安全保障の確保は現在、依然として地域の中心的課題だ」と述べた。「SCOが構築した協力調整メカニズム、情報共有プラットフォーム及び地域テロ対策機構の運用により、加盟国は共同で迅速かつ効果的に安全の脅威に対処できる」

ラフモン氏は中国のSCO議長国としての活動を高く評価し、「中国が議長国を務める期間中、その大きな潜在力とSCOの広範な機会が新たな高みで接続・融合し、SCOの地位と総合力が著しく向上した」と指摘した。

ラフモン氏は「中国はインフラ整備を支援し、交通・通信網を拡大し、再生可能エネルギーを発展させ、二国間貿易規模を拡大したことで、加盟国間の深い融合のための堅固な基礎を築いた」と述べた。

ラフモン氏は「中国は国際的に高い名声を誇る国だ」と強調。「積極的かつ平和的なイメージで世界に知られ、タジキスタン国民からも深く尊敬されている」と語った。

「タジキスタンは中国が議長国として提案した議題を全面的に支持し、特にドゥシャンベへのSCO麻薬対策センター設置を積極的に支援したことに感謝する。同センターが地域協力の強化や麻薬違法流通取り締まりにおいて実質的貢献を果たすと確信している」

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年8月29日