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japanese.china.org.cn |02. 12. 2025

誤った発言を素直に撤回するよう日本側に促す=中国外交部

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中国国際放送局  |  2025-12-02

高市早苗首相はこのほど、日本は「サンフランシスコ平和条約」に基づいて全ての権利を放棄したため、「台湾の法的地位を認定できない」と述べました。日本の茂木敏充外相は11月28日、この説明は「日本が中国の台湾に対する主権を認めない」ことを意味するのかと問われると、「サンフランシスコ平和条約」に関連する説明を繰り返し、日本政府の台湾に対する基本立場は1972年の「日中共同声明」に記された通りであり、これ以上でもこれ以下でもないと述べました。

外交部の林剣報道官はこれを受けて12月1日、「日本は台湾問題に関する自らの立場を繰り返しごまかして曖昧模糊なものにし、台湾を明確に中国に返還することを定めた『カイロ宣言』『ポツダム宣言』『日本の降伏文書』にも、中日関係の政治的基盤を構成する4つの政治文書にも、日本政府が一つの中国原則を堅持するという政治上の約束にも触れない。いわゆる『立場は変わっていない』で場当たり的にごまかしている」と指摘しました。

林報道官は「日本は口先でごまかす一方で、行動では独断専行する。中国はこれを決して容認しない。日本はこの上なく大きな問題について、ごまかしてやり過ごそうと考えるべきでない。我々は日本側に、歴史を鑑(かがみ)として深く反省し、中国側の求めを真摯(しんし)に受け止め、誤った発言を素直に撤回し、実際の行動によって中国側に対する政治上の約束を体現するよう促す」と強調しました。(ミン・イヒョウ、鈴木)

「中国国際放送局 日本語版」2025年12月1日