| japanese.china.org.cn |18. 12. 2025 |
仙賓礁での放水をめぐるフィリピン国防省の喧伝について国防部報道官がコメント
仙賓礁(サビナ礁)における放水についてフィリピン国防省が騒ぎ立てている件について、国防部(省)の蒋斌報道官が17日、記者の質問に答えた。
【記者】フィリピン国防相が16日、ソーシャルメディア上で声明を発表し、中国の海上管制部隊が仙賓礁周辺海域でフィリピン側漁師に対し「危険かつ非人道的」な行動を取ったと主張し、フィリピン側漁師が刃物を持って中国海警局側を威嚇したことなどを否認した件について、中国側としてコメントは。
【蒋報道官】中国は、仙賓礁を含む南沙(英語名スプラトリー)諸島及びその周辺海域に対し、争う余地のない主権を有しており、これには十分な歴史的根拠と法理上の根拠がある。フィリピン側は組織的かつ計画的に多数の船舶を集めて仙賓礁の潟湖(ラグーン)に不法侵入し、フィリピン側人員は現場で法執行中の中国海警局側に対し刃物による威嚇まで行っており、その行為は悪質である。中国側が自国の領土主権と海洋権益を守るために講じた必要な措置は、合理的かつ合法的であり、プロフェッショナルかつ抑制的であった。事実と真実を前にしても、フィリピン側の一部が自らの主権侵害と挑発行為について詭弁を弄して言い逃れ、さらに中国側を逆に非難するのは、完全に善悪を逆さまにし、盗人が他人を盗人呼ばわりするものに他ならない。
しばらく前から、フィリピン側は海上で頻繁にもめ事を引き起こし、自作自演の茶番を繰り返し演じ、中国側を中傷・非難することに腐心し、南中国海情勢をかき乱し、地域の安定を損なってきた。我々はフィリピン側に厳正に告げる。扇動的宣伝や意図的誇張によって、不法な主権侵害というフィリピン側の本質を変えることはできず、国際社会の認識をミスリードすることも、法に基づき権益を守る中国側の決意を揺るがすこともできない。あらゆる主権侵害と挑発に対して、中国側は引き続き力強く効果的な措置を講じ、断固として対処していく。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年12月18日
