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japanese.china.org.cn |30. 12. 2025

中国・カンボジア・タイが外相会談

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「人民網日本語版」  |  2025-12-30

中国、カンボジア、タイの3ヶ国の外相会談が29日、雲南省玉渓市で開催された。王毅中共中央政治局委員(外交部部長)、カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外務協力大臣、タイのシーハサック外相、ならびに3ヶ国の軍の責任者が出席した。新華社が伝えた。

王氏は「今回の三者会談は時宜を得たものだ。我々は玉渓市で二国間会談を複数回行った。とりわけカンボジアとタイの外交・軍事当局は対面で踏み込んだ意見交換を行い、いずれも前向きで開かれた姿勢を示し、事態の沈静化に尽力し、停戦を基礎に両国関係を改善させる意向を示した。三者間の話し合いは有益かつ建設的であり、重要な共通認識が形成された。第一に、共に前を向き、前進すること。停戦合意は得難いものであり、停滞させてはならず、途中で放棄してはならず、ましてや戦火を再燃させてはならない。第二に、順を追って一歩一歩進め、歩みを止めないこと。停戦措置の履行には意思疎通と協議の継続が必要であり、両国関係の回復も段階的に進める必要があるが、双方が信頼を保ち、対等な対話を続ける限り、必ず目標は達成できる。第三に、相互信頼の再構築が最も重要であること。今回玉渓市の撫仙湖に集まったことを通じて、双方が真に関係修復を実現することを望む。それこそがカンボジア・タイ両国民の利益にかない、各方面が共通して期待することでもある。中国は常にカンボジア・タイ関係発展の促進者であり続ける。停戦監視、人道支援、地雷除去協力を含め、必要なあらゆる助力と支援を行いたい。両国関係が早期に正常な軌道に戻ることを期待し、またそれを信じている」と表明した。

カンボジアとタイの外相は、今回の対話の場を提供した中国に謝意を示し、衝突の解消、事態の緩和、対話の促進において中国の果たした建設的な役割を高く評価した。双方はいずれも、平和の大切さを強調し、停戦合意を積極的に履行し、各レベルの対話メカニズムを活用し、紛争を共同で管理・解決し、両国国境地帯の安寧を共同で維持していく意向を示した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年12月30日