| japanese.china.org.cn |30. 12. 2025 |
「中国の国際的イメージ世界調査報告」発表 中国への好感度が引き続き上昇
「環球時報」は29日、「中国の国際的イメージ世界調査報告2025」を発表した。今回の世界調査は46ヶ国、約5万1700人の一般市民を対象に実施。調査対象国には先進国15ヶ国と発展途上国31ヶ国が含まれ、各大陸の代表的な国、G20諸国、BRICS9ヶ国、ASEAN10ヶ国を網羅している。中国は含まれていない。調査対象者は18歳から70歳までの一般市民で、調査期間は2025年8月から10月まで。有効回答数は5万1689件だった。

■「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」に国際社会は強く賛同
今回の調査では「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」に含まれる重要理念の一部を選び、外国の回答者の意見を尋ねた。「人類運命共同体の構築」「豊かな自然は金銀同様の価値がある」は国際世論の8割近くの賛同を得た。「全面的に厳格な党内ガバナンス」「改革の全面的深化」「人々中心」は7割超の賛同を得た。
■中国経済の成長を評価、中国の国際的地位を認める
調査結果によれば、外国の回答者の8割超が2025年の中国経済の成長を肯定的に評価。9割近くが今後10年間の中国経済の持続的成長への信頼を表明した。回答者の8割近く(78%)は中国の総合的国力が高まっていると考えており、8割超が中国の経済力と科学技術力を「強い」と考えていた。
大国の国際的地位のランキングでは、中国を1位とした回答者が25%、2位とした回答者が29%、3位とした回答者が17%で、総合得点では中国は2位となった。

■国際世論は中国に良い印象を持ち、文化・技術への関心も高い
外国の回答者の7割近く(69%)が中国に好感を抱いており、2024年比で6ポイント上昇した。キーワード分析では、2025年に外国の一般市民が中国に関して最も強い印象を抱いたワードは、「経済」「技術」「文化」「科学技術」「発展」「強大」「良い」「先進」「イノベーション」などだった。
外国の回答者の9割超が中国への関心を表明し、そのうち4割以上が高い関心を表明した。最大の関心事は、先進国では「文化」、発展途上国では「技術」だった。
■中国の国際問題への関与、グローバル・ガバナンスの改革・整備に期待
7割超が、中国が今後、国際問題により多く関与し、より大きな役割を果たすことを期待している。国際秩序の公正かつ合理的な方向への発展の促進、国際・地域紛争の調停・調整、経済貿易協力、教育・科学・文化協力などの面で、中国により多くの行動を期待する国際世論は8割前後だった。
■対中好感度が対米好感度を上回る
「中国と米国のどちらにより好感を抱くか」という比較では、中国を選んだ割合が39%で、米国を選んだ26%の1.5倍となった。米国政府が世界中に高関税を課したことは幅広い懸念や批判を招き、外国の回答者の6割超(63%)が批判・反対の意見を示した。中国政府がこれに対して断固として反対する立場を取り、力強い対抗措置を講じたことには、7割超が賛同の意を表した。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年12月30日
