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japanese.china.org.cn |31. 12. 2025

現代中国の感化力を示す世論調査

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「人民網日本語版」  |  2025-12-31

環球時報研究院が29日に発表した「中国の国際的イメージ世界調査報告2025」は、46ヶ国を対象に約5万1700件の有効回答を得た。この中で、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」が国際社会から高い賛同を得ていることがはっきりと示された。「人類運命共同体の構築」「豊かな自然は金銀同様の価値がある」は国際世論の8割近くの賛同、「全面的に厳格な党内ガバナンス」「改革の全面的深化」「人々中心」は7割超の賛同を得た。発展途上国ではこれら5項目全てに賛同した人が8割超、先進国でも6割超に達した。制度や文化、発展段階の異なる国々で行われたこの世論調査結果は、「世界は中国をどう見ているか」を如実かつ直接的に示す鏡だ。環球時報が伝えた。

中国の理念への賛同は、激動する世界において国際社会が確実性と持続可能性を一様に求めていることを反映している。外国の一般市民の対中認識は、より明確な構造を形作りつつある。すなわち、中国の発展による現実的成果を重視するとともに、中国の打ち出す理念やイニシアティブに一層期待するというものだ。

中国の理念、中国のプランがこれほど深く広範に国際的に広まっている理由の核心は、中国共産党が長期目標を制度化して達成していることと、権力を自ら制限していることにある。世論調査の示した、中国の「中央八項規定」精神の貫徹や全面的に厳格な党内ガバナンスに対する国際社会の肯定は、廉潔で効率的、責任をもって行動するガバナンスへの期待でもある。外の世界にとっては、制度の優位性をガバナンスの効力へ、ガバナンスの効力を人々の幸福へと確実に変える能力は、より安定した予測可能性、より持続可能な成長、より参考に値するガバナンス経験を意味する。

中国のイメージが世界中に受け入れられていることのより深層の基盤は、協力がもたらす「獲得感」と発展の増分にある。世論調査によれば、2025年に外国の一般市民が中国に関して最も深い印象を抱いたキーワードは「経済」「技術」「文化」「科学技術」「発展」「強大」「先進」「イノベーション」などだった。中国の科学技術や奮闘精神、イノベーション精神を称賛する時、回答者の脳裏に浮かぶのは、人気のショート動画、先進的な高速鉄道、便利なモバイル決済といった、日常的に実感できる「中国の事物」だ。さらに重要なのは、「中国を訪れたことがあるかどうか」が好感度に著しく影響を与えている点だ。ビザ免除による円滑化は人的往来への意欲を高め、個人の体験は帰国後に「倍増する肯定的増幅効果」を生み、それによって偏見が打ち消され、「インフォメーションコクーン」を打ち破ることを可能にする。

国際ガバナンスにおける中国の経験への期待は、真の多国間主義と、公正かつ合理的な国際秩序を求める強い声として集中的に表れている。調査では、外国の回答者の過半数が香港特別行政区に本部を置く国際調停院に期待を寄せ、6割以上がウクライナ危機、パレスチナ・イスラエル衝突、イスラエル・イラン衝突といった国際紛争の解決促進への中国の関与に期待を寄せた。これは、グローバル・ガバナンスが均衡の喪失、秩序の喪失、機能不全といった問題を抱える中、中国が信頼できる均衡と調停の力と見なされていることを十分に示している。

一つの世論調査が、現代中国の感化力を示した。中国の理念がより求心力を持つ理由は、それが平和、安全、発展、尊厳という多くの国々が共通して求めるものに応え得るからであり、それが歴史の長い周期の中で集約され、より広範な時代的共鳴となっているからである。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年12月30日