| japanese.china.org.cn |28. 02. 2026 |
26年中国両会、グローバルサウスの新たな発展の機会に エジプト人学者
欧州誌「モダン・ディプロマシー」(Web版)はこのほど、エジプトの学者ナディア・ヘルミ氏の記事を掲載し、2026年の中国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)は、中国の今後5年間の発展方向とグローバルサウスへの影響を観察する重要な窓になると指摘した。
中国両会、グローバルサウスに新たな原動力を注入
記事は特に、「第15次五カ年計画」(2026~30年)の意義は中国自身の発展にとどまらず、グローバルサウスに新たな協力の空間を創出する点にあると強調した。
中国は質の高い「一帯一路」共同建設を持続的に推進し、インフラ、エネルギー、交通、デジタル経済などの分野での協力を推進していく。ヘルミ氏は、中国式現代化の道は互恵・ウィンウィンと共同発展を堅持し、グローバルサウスに参考になる発展の道筋を提供するとともに、中国が提唱する「人類運命共同体」理念にも合致すると考えている。
「第15次五カ年計画」期間中、中国は引き続きハイレベルな対外開放を拡大し、アジア、アフリカ、中東などの地域諸国との経済・貿易協力を深化させる。世界2位のエコノミーである中国のさらなる開放と対外協力の拡大は、グローバルサウスにより広範な輸出と投資の機会を提供し、実質的な発展の利益をもたらす。
科学技術の自立とグリーン転換、グローバルサウスの発展空間を拡大
記事は、「第15次五カ年計画」計画案の戦略レベルにおける大きな注目点の一つは、人工知能、量子コンピューティング、半導体などの先端分野を含む重要技術分野の自主イノベーション能力の強化だと指摘した。ヘルミ氏は、中国の科学技術の自立・自強という戦略的布陣はグローバルサウスに対して、欧米の技術独占を打破し、技術協力のルートを拡大し、先進的な中国の技術協力プランを獲得する新たな機会を提供すると考えている。
同時に、中国は「第15次五カ年計画」期間に産業構造、特に太陽光発電、電気自動車などの産業分野の知能化・グリーン化への高度化を加速させる。中国のこの発展モデルはグローバルサウスに、持続可能な発展と経済成長を結びつける有益な参考材料を提供する。
さらに中国側は、「国内大循環を主体とし、双循環(国内と国際の2つの循環)が相互に促進する」新たな発展構造の構築を強調する。内需の拡大と消費能力の向上を通じて、中国市場の規模は持続的に拡大している。記事は、このトレンドが世界的なサプライチェーンの配置を再構築し、グローバルサウスが中国市場に参入するための新たな空間を切り拓く可能性があるとしている。
記事は、中国による「第15次五カ年計画」の検討と実施開始は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のホスト国を務める時期と重なり、地域協力と多国間調整の強化に良いチャンスを提供するとした。また「第15次五カ年計画」の策定は、アジア太平洋地域及びグローバルサウスとの経済一体化をさらに強化すると指摘した。同時に、計画案は海洋資源開発と深海科学技術イノベーション戦略の推進も提起しており、「ブルーエコノミー」(海洋経済)の発展を望む沿岸途上国にとって重要な参考意義があるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年2月28日
