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japanese.china.org.cn |12. 05. 2026

大きな歴史観で中米関係の発展の方向を捉えるべき

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「人民網日本語版」  |  2026-05-12

習近平国家主席の招待を受け、米国のトランプ大統領が5月13日から15日まで国賓として中国を訪問する。今回の会談は、両国首脳にとって今年初の対面での会談で、9年ぶりの北京での会談であり、特別かつ重要な意義を持つ。国際社会は、今回の首脳会談が激動する不安定な世界により多くの安定性をもたらし、平和と発展のために大国としてコミットメントを示し、大国として貢献することに強い注目と期待を寄せている。(人民日報「鐘声」国際論評)

中米関係を捉えるには、より広い視野とより長期的な視点が必要だ。大きな歴史観で見れば、世界全体の構造における中米協力の重みは一段と増してきており、国際社会は過去のどの時期にも増して、戦略的・建設的・安定的な中米関係の構築を必要としている。両国関係の健全で安定した持続可能な発展を推進することは、両国及び世界の利益にかなう選択であり、歴史と人々、そして世界に対して責任を果たす行為である。

首脳外交は常に中米関係の「羅針盤」にして「安定の要」であり、両国関係の発展において代替不可能な戦略的牽引作用を果たしてきた。困難と試練を前に、両国首脳が舵取り役として方向をしっかりと把握し、大局を御してこそ、中米関係という巨大な船を安定的に前進させることができる。過去1年余りの間に、習主席とトランプ大統領は電話会談を複数回行ったほか、釜山で会談し、重要な局面で両国関係の航路を修正し、原動力を与え、積極的なシグナルを世界に向けて発してきた。

首脳間の交流は、両国関係の安定化を戦略的に先導するものであると同時に、譲れぬ一線を守るための率直な対話でもある。習主席はトランプ大統領に対し、台湾問題における中国の原則的立場を繰り返し明確に表明してきた。台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、中米関係の政治的基礎の中の基礎であり、中米関係において最大の越えてはならぬレッドラインであり、最大のリスク要因でもある。中国側が繰り返しこのレッドラインを強調するのは、米側に対し中国側の原則的な譲れぬ一線への明確な理解を促し、誤解や誤った判断、衝突や対立を防ぐためである。

世界の経済大国である中米両国の経済規模は世界全体の3分の1を超え、物品貿易額は世界全体の約5分の1を占める。中米間の相互作用は、両国及び世界の経済に重大な影響を与える。世界経済の回復が力強さを欠く現在、中米間の安定した健全な経済・貿易関係は、市場の信頼を下支えし、世界経済の安定化と回復を後押しする重要なエンジンとなっている。両国はより長期的な視点に立ち、経済と貿易を引き続き中米関係の「バラスト」及び「スクリュー」とし、新たな協力の空間を不断に切り拓き、両国及び世界の共同繁栄と共同発展に有利な環境をより多く創出していくべきだ。

人類共通の難題に対処するには、中米という二つの大国が協調して力を発揮し、向き合って進むことが不可欠だ。大国間の競争が時代の基調であるべきではなく、団結し、協力してこそ困難を共に克服することができる。中米両国が手を携えて協力するのは、果たすべき国際的責任を担うためであり、全人類の共通の幸福のためだ。

激動する時代であればあるほど、世界は安定的な力を期待する。中米両国がそれぞれの強みを発揮し、手を携えて共に歩み、両国及び世界に資する大きな事、具体的な事、良い事を多く行えば、グローバルな難題を解決し、人類の共同発展を後押しするために「1+1>2」となるような解決策をより多く提供することができる。首脳会談を契機に、中米両国が正しい共存の道を共に歩み出し、互いに成果を挙げ、共に繁栄し、世界に恩恵を及ぼしていくことを期待する。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年5月12日