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japanese.china.org.cn |18. 05. 2026

両国首脳の共通認識を実行して中米関係の新たな章を綴る

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中国国際放送局  |  2026-05-18

5月13日から15日にかけて、トランプ米大統領が中国を公式訪問し、国際社会の大きな関心を集めた。訪問期間中、中米両国首脳は会談し、「中米の建設的で戦略的かつ安定な関係」を新たな位置づけとすることで合意した。国際世論は、これは将来の中米関係に戦略的な指針を与えるだけでなく、不確実性に満ちた現在の世界に安定した力をもたらすものだと見ている。今回の中米両国首脳の対面での会談は昨年の韓国・釜山での会談以来、米大統領の訪中は9年ぶりだった。双方は長時間にわたり踏み込んだ意見交換を行い、習近平国家主席が今年秋に米国を訪問することで合意した。これにより、首脳外交が常に米中関係の「定盤星(北極星)」であり続けていることが改めて示された。

現在、国際情勢は複雑かつ揺れ動いており、世界は中米の二つの大国が協力を深め、責任を果たすことを期待している。習主席は会談のなかで「歴史の問い、世界の問い、人民の問い」を提起し、中米が「トゥキディデスの罠(わな)」を乗り越え、地球規模の課題に共同で対処できるかどうかは、世界の平和と発展にかかわると強調した。両国首脳が「建設的な戦略的安定関係」を新たな位置づけとすることに同意したことは、国際社会から広く関心を集めている。

中米関係の新たな位置づけの中心となるのは、「協力を主とする、適度に競争する、意見の不一致をコントロールできる、平和を見通せる」という点だ。国際問題ウオッチャーは、これは新時代に中米が正しく付き合うための道筋を示すものであり、両国国民の利益に適うだけでなく、国際社会の期待にも沿うものであると分析する。新たな位置づけを実行に移す上で重要なのは、双方が歩み寄り、互いの核心的利益を尊重することだ。台湾問題は常に中米関係で最も重要かつ最も敏感な問題だ。中国は、米国が台湾関連の問題を慎重に処理し、台湾海峡の平和と安定を維持するよう強調した。

一方で、経済貿易協力は依然として中米関係にとって重要な「安定装置」の役割を果たしている。現在、中国に投資する米国企業は約8万社に上り、米国企業は数年連続で中国国際輸入博覧会(CIIE)の最大の出展者となっている。トランプ大統領は訪中期間中、米国企業の対中協力拡大を支持すると表明した。エヌビディア(NVIDIA)CEO(最高経営責任者)のジェンスン・ファン氏やアップルCEOのティム・クック氏ら米国の産業界の人々も中国市場とイノベーションの活力を高く評価した。

中東情勢やウクライナ危機に至るまで、中米双方は多くの国際的なホットな問題について意見交換を行い、多国間メカニズムでの協調・協力を強化することで合意した。米中関係が安定していることは両国だけでなく、世界の平和と経済回復にとっても重要であるというのが国際社会の普遍的見方だ。今年は中国の「第15次五カ年計画」の初年度であり、米国が独立250周年を迎える年でもある。国際社会は、双方が首脳間の共通認識を実行に移し、新たな位置づけを具体的行動に変えることで、世界にいっそうの安定と協力のチャンスをもたらすことを期待している。(CGTN論説員)

「中国国際放送局日本語版」 2026年5月18日