| japanese.china.org.cn |05. 06. 2026 |
外国の首脳が相次いで浙江省を訪れる理由
ラオスのトンルン国家主席(ラオス人民革命党書記長)が2日、浙江省杭州市に到着し、5日間にわたる中国国賓訪問を開始した。今年は各国の首脳が相次いで訪中しており、特に浙江省が「人気の訪問先」となっている。2月には、ドイツのメルツ首相が経済・貿易代表団を率いて杭州を訪問。5月には、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相とセルビアのブチッチ大統領が相次いで浙江省を訪れた。なぜ外国の首脳は頻繁に浙江省を訪れるのだろうか。中央テレビニュースが伝えた。
■ロボットに関心、最先端技術が世界の注目を集める
各国首脳が浙江省で最も多く視察しているのがロボットだ。
6月2日、ラオスのトンルン主席が杭州市の杭州雲深處科技股份有限公司(DEEP Robotics)を訪れ、ロボットの技能実演を見学し、四足歩行ロボットの操作も体験した。
5月27日、セルビアのブチッチ大統領が浙江省嘉興市にある敏実集団の未来工場を視察し、ロボットが服を畳み、毛筆で文字を書き、物流ボックスを運ぶ様子を見て、「まるで22世紀に来たようだ」と感嘆の声を上げた。
2月26日、ドイツのメルツ首相が杭州のロボット企業・宇樹科技(Unitree Robotics)を訪問し、中央広播電視総台の春晩(春節<旧正月>を祝う中国の国民的年越し番組)でも披露された「武BOT」のパフォーマンスを見学した。メルツ氏一行の訪問について、同社創業者兼CEOの王興興氏は、より多くのドイツ企業との協力の窓口を開き、グローバルにインテリジェントロボット産業の発展を共に推進する契機になると語った。
統計によれば、2025年の世界の人型ロボット年間導入台数は約1万6000台で、中国市場がその80%以上を占めた。人工知能(AI)や人型ロボットの分野で、中国は技術革新においてもはや追随者ではなく、トップランナーとしての役割を担っている。
■ビジネスチャンスの模索、「両想い」がもたらす実り豊かな成果
外国の首脳が浙江省で頻繁に口にしたキーワードが「協力」だ。
今年5月、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相が訪中した際、その最初の目的地が杭州だった。商談会場では中国とパキスタンの企業500社以上の代表が一堂に会し、IT、エネルギー、通信、農業などの分野で協力の機会を模索した。
より多くの協力プロジェクトの実現を加速させるため、パキスタン投資円滑化特別委員会の担当者も現地入りし、浙江省の企業と直接マッチングを行い、事前に政策的便宜を提供した。同担当者は「フォローアップして実施に移し、協力を実現していきたい。浙江省にはアパレルやEコマースなど優れた企業が多くあり、そうした企業に注目していく」と述べた。
統計では、中国は長年にわたりパキスタンにとって最大の投資元国、貿易相手国であり続けている。2025年の浙江省とパキスタンとの貿易額は前年比19.3%増の67億4000万ドル(1ドルは約160.0円)に達した。協力分野も、従来の衣料品や日用品から、デジタルプラットフォームや新型産業ソリューションへと拡大している。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年6月5日
