share
政治・安全>
japanese.china.org.cn |20. 07. 2026

上海から読み解く、AI時代の問いに対する中国の答え

タグ:
「人民網日本語版」  |  2026-07-20

2026年世界人工知能大会(WAIC)ならびにAIグローバルガバナンスハイレベル会合が17日、上海で開幕した。「各方面が共に努力する中、世界人工知能協力機構(WAICO)が機運に乗じて上海で発足した」。習近平国家主席は開幕式での基調演説で、「これはグローバル・サウスの呼びかけに応え、国際社会を団結させてAIの発展とガバナンスを積極的に推進するための中国の重要な取り組みであり、AIの発展の歴史における重要な一里塚となるものだ」と指摘した。人民日報が伝えた。

時代の潮流の中にあって、中国はAIの発展を積極的に受け入れると同時に、「中国の案」を世界に発信し続けてきた。2025年のWAICで中国政府は、WAICOの創設を提唱。時が熟し、情勢が整ったことで、構想から実行へという重要な一歩が上海で踏み出されることとなった。

一つのインキュベーターから都市全体を見渡すことができる。徐匯区の「模速空間(Shanghai Foundation Model Innovation Center、SMC)」と浦東新区の「模力社区(MobilityCommunity)」を東西の二大拠点とし、さらに張江と北楊の2つのAIイノベーションタウンを配置することで、上海は「二核牽引、多点連動」という市全域での産業配置を行っている。産業エコシステムが整備され、金融システムが活力を吹き込み、人材基盤の強化も進められている。上海は現時点で、一定規模以上のAI企業を430社以上擁し、全国の3分の1に達するAI専門人材、複数の世界トップレベル基盤モデルを有しており、AI産業の規模は6000億元(1元は約24.0円)を超えている。

世界の視線が上海に注がれる時、人々が目にするのは日進月歩の技術革新や活力溢れる産業エコシステムだけでなく、公正で合理的なグローバルAIガバナンスシステムの構築を推進する中国の姿でもある。中国は、イノベーションを国家発展戦略の中核に位置付け、AIを「蒸気機関、電力、インターネットに続く画期的技術変革」と見なし、「新しいタイプの挙国体制の優位性を十分に発揮し、自立・自強を堅持し、応用指向を際立たせる」よう指示し、「AI+」行動の全面的実施を打ち出している。

中国は、科学技術が良い方向へ発展し、善用され、安全かつ制御可能で、人々に幸福をもたらすものとなる後押しをし、「AIは全人類に恩恵をもたらす国際公共財であるべきだ」と強調し、一貫して国際公共財の提供者であるべく尽力している。今後5年間で、発展途上国向けにAI分野の研修枠5000人分を用意し、ASEAN、アラブ連盟(LAS)、アフリカ連合(AU)、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)、上海協力機構(SCO)、BRICSを対象とする国際AI応用協力センターを設立する。AI気象警報システム「媽祖」の30ヶ国での導入を後押しする。中国はこうした行動によって、「良い方向へ発展し、善用され、人類に幸福をもたらす」AIへの道筋を示している。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年7月20日