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japanese.china.org.cn |23. 07. 2026

中国のオープンソースAI、世界の計算能力のロジックを塗り替える

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中国網日本語版  |  2026-07-23

2026年世界人工知能(AI)大会ならびにAIグローバルガバナンスハイレベル会議が17日、上海市で開催された。1100社以上の企業が出展し、300種類以上の製品が世界初公開された。その規模と初公開数は過去最大となった。

同日、米ウォール街の投資家たちがショックに見舞われた。テクノロジー株中心のナスダック100指数は終値で1.5%安となり、約1か月ぶりの最悪の週間パフォーマンスを記録した。フィラデルフィア半導体株指数は6月の高値から20.2%下落。ウォール街のアナリストらは激しく議論を交わしたが、そこで繰り返し言及されたのは「Kimi K3」という名詞だ。

Kimi K3は月之暗面(Moonshot AI)が大会開幕直前に発表した次世代オープンソースモデルで、パラメータ規模は世界最大の2.8兆を誇る。プログラミング能力のブラインドテストランキングでは、1679点で首位を獲得した。

中国国内ではこの技術的突破がユーザーの爆発的な需要を喚起し、演算リソースの不足にまで至った。月之暗面は19日夜、個人向け(Cエンド)の新規ユーザー登録を一時停止すると発表した。

ウォール街ではこれを「キミ・モーメント」と呼び、昨年の「ディープシーク・モーメント」になぞらえている。この2回の衝撃は同じロジックに基づくものだ。中国のオープンソースモデルが極めて低コストで米国のフラッグシップ製品に追いつき、あるいはそれを超えるとき、ウォール街の兆ドル単位の評価額を支えてきた演算能力競争のロジックは、再評価を迫られることになるだろう。

連邦準備制度理事会(FRB)議長に就任したケビン・ウォーシュ氏は15日、議会証言に立ち、中国のAIに矛先を向けた。中米AI競争を「代理戦争」と表現し、中国を「一歩一歩迫り来る競争相手」と定義した。

資本市場の変動から政府高官の発言まで、米国が落ち着きを失っていることは明らかだ。米国のこの恐慌は三つの「制御不能」に起因している可能性がある。

第一に、「技術の覇権」の動揺だ。中国は現在、世界のAI特許の60%を保有している。工業・情報化部の最新データによると、一定規模以上の製造業企業におけるAI技術応用普及率は今年上半期に30%を超え、オープンソース大規模言語モデル(LLM)の世界累計ダウンロード数は100億回を突破した。

特許数、産業浸透度、ユーザーカバー範囲といった複数の指標が同時に、この技術の追撃がすでに実験室の段階を超えたことを裏付けている。それゆえ、ジーベルト・フィナンシャル(Siebert Financial)の最高投資責任者であるマーク・マレック氏は率直に、「米中の最先端AIの開きがどれほど大きかったにせよ、今やそれは大幅に縮小した」と話した。

技術格差の縮小は、市場におけるロジックを変える。米国企業はAIインフラに数兆ドルを投じてきた。もし中国のモデルが実行可能な代替案を提供するなら、これらの投資の価値はどれだけ残るだろうか。

ゴールドマン・サックスのパートナーで株式部門責任者のリッチ・プリボロツキー氏は、「演算能力拡大の時代は終わりを迎えた可能性がある」と警鐘を鳴らした。

より深く見れば、市場独占の崩壊だ。米国は長年、GPU輸出規制、モデルの非公開、アクセス制限などの一方的措置を通じて独占を定着させ、発展途上国を「ブラックボックスAI」の受動的消費者にしようとしてきた。

しかし、中国のモデルは技術的に優れているだけでなく、極めて高いコストパフォーマンスを提供し、優れた選択肢となっている。例えばKimi K3は、複数の公開されたプログラミングおよびエージェントベンチマークテストにおいて、OpenAIやAnthropicのフラッグシップ製品を上回る性能を示しながら、そのコストは同種の米国トップモデルより約40%低い。

主要なモデル集積プラットフォーム「OpenRouter」では、中国のLLMの週間呼び出し量が11週連続で米国を上回り、世界首位をキープしている。工業・情報化部のデータによると、世界のAI需要の押し上げを受け、集積回路(IC)や電子部品などの輸出額(人民元建て)は今年上半期に、それぞれ前年同期比88.7%増、62.6%増となった。

さらに深いレベルの恐慌は、ルール制定権の喪失だ。技術変革の岐路に立つ中米は、全く異なるガバナンス案を提示している。

米国はAI技術を地政学的な駆け引きの道具とし、さらに最先端モデルを地政学的紛争における軍事利用に巻き込ませることさえ辞さない。

一方、中国は別の道を選んだ。「グローバルAIガバナンス・イニシアティブ」の提唱から「AIグローバルガバナンス行動計画」の発表、「AI+」国際協力イニシアチブの発足から「AI能力構築の包摂的計画」の実施、さらには「世界AI協力機構」の設立提唱に至るまで、中国は開放的な姿勢でグローバルなAIの協力と共有を推進してきた。

国家発展改革委員会革新駆動発展センターの霍福鵬主任は三里河の取材に対し、「中国は一貫して、グローバルなAIガバナンス協力の強化を断固支持している」と話した。

中国が橋を架ける一方、米国は橋を崩そうとしている。中国は人間本位を強調し、米国は利益優先を叫ぶ。中国は開放と共有を掲げ、米国は封鎖をエスカレートさせる。中国は機会のリストを提供し、米国は技術の覇権を輸出する。

関連研究によると、米国のAIスタートアップ企業の8割が中国のオープンソースモデルを利用して推論や微調整を行っている。人類の未来に関わるこの技術進化において、狭い庭と高い壁を守り閉じこもることに未来はない。世界が協力を強化し、包摂的な利益を共有することこそが、真の意味で次の時代を勝ち取るための鍵なのだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年7月23日