共産党中央はのこのほど北京で農村に関する会議を開催した。会議は2005年の農業と農村における仕事を総括し、次期5カ年企画期(2006~2010)の新しい農村づくりについて検討し、2006年の農業と農村事業を全面的に手配した。
中央政治局常務委員会委員、国務院の温家宝総理が会議に出席し、重要な談話を発表した。中央政治局常務委員会委員、国務院の黄菊副総理も出席し、中央政治局常務委員会委員、国務院の回良玉副総理が会議を主宰し報告を行った。
会議は、社会主義の新しい農村の建設は総体的な目標で、単純な村落の建設ではないと強調し、現在の我が国の農村事業の発展は困難な「登り坂」の段階にあり、農業と農村は依然としてわが国の経済社会の発展における最も軟弱な環であると認識し、当面の農業と農村の実情に基づいて、下記の6つの面の重点を提出した。
一、 国の建設資金をより多く農村に投入し、農村のインフラ施設の建設を確実に強化する。
二、 税制改革の成果をうち固め、農村の総合改革を促進する。
三、 食糧生産を着実に発展させ、国の食糧安全を保障する。
四、 農村における土地の基本経営制度と建設用地の厳格なコントロールを堅持し、農業の発展と農村の安定を確保する。
五、 農民の秩序のある都会への就職をリードし、出稼ぎ農民労働者を平等に扱い、県クラス経済区域を発展させ、農村余剰労働力の近い地域への移転を促進する。
六、 農村における教育、医療、衛生などの社会事業への資金投入を増やし、多方面から農村の公共サービスを強化する。
「チャイナネット」2005/12/30