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栽培業

　中国の主な穀物は水稲、小麦、トウモロコシ、大豆、イモ類である。水稲は中国の穀物の主な品種であり、収量は食糧総収量の約5分の2を占め、産地は主に長江流域、華南地区、雲南・貴州高原に分布している。近年、北部の平野地区でも水稲と陸稲が大量に栽培されている。小麦の収量は食糧総収量の5分の1強を占め、全国各地で栽培されているが、北部の平野地区が主産地である。トウモロコシの収量は食糧総収量の約4分の1を占め、東北地区、華北地区、西南地区の各省が主産地である。大豆の産地は東北平野と黄淮平野である。イモ類の産地はわりに広いが、主産地は珠江流域、長江中・下流地域、黄河下流地域、四川盆地である。

　工芸作物は主に綿花、落花生、アブラナ、ゴマ、サトウキビ、茶、葉タバコ、マユ、果物などがある。綿花の産地は主に黄河流域、長江中・下流地域、新疆のマナス河流域である。落花生の産地は山東、広東、広西、遼寧などの省と自治区に分布している。アブラナの主産地は長江中・下流地域、四川盆地であり、サトウキビの産地は華南地区であり、ビートの産地は黒竜江、吉林、内蒙古に分布している。

【表８】　主要農産物生産量の推移