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新劇

 新中国の建国初期には、新劇はかなり盛んに演じられていた。「若い世代」「茶館」などの優れた演目は青少年によい影響を与えた。1976年以降、新劇はますます繁栄し、「声なきところで」、「もみじの葉が赤くなった時」など国と人民に災禍をもたらした江青、張春橋、王洪文、姚文元らの「四人組」を糾弾する作品が創作された。その後、古い世代の革命家を描いた「陳毅、山から出る」、「彭徳懐大将軍」、「孫文」などの作品も創作された。

 そのほか、新劇舞台に多くの伝統的な演目が現われ、「大風歌」、「秦王李世民」、「王昭君」、「ソンツェン・ガンポ」など濃厚な時代精神にみちた新しい時代劇の作品が創作された。それと同時に、改作または移入された古代、現代と外国の新劇も上演された。中国戯劇家協会が中国曹禺戯劇文学賞を設けた後、「陳毅市長」、「屋外に熱流あり」、「2人のロマンス」、「紅白めでたいこと」、「李白」、「虎、鍾山に踞(うずくま)る」などの優れた演目が前後して受賞された。

 中国文学芸術界連合会と中国戯劇家協会の主催した第17回中国戯劇「梅花賞」競演が2000年3月北京で行われ、39名の俳優は受賞した。

 そのうち重慶川劇院の沈鉄梅、遼寧人民芸術劇院の宋国鋒、瀋陽評劇院の馮玉萍、中国青年芸術劇院の丁嘉麗、湖北省京劇院の朱世慧の5人は2回目の梅花賞を受賞し、中国京劇院の張火丁、安徽省安慶黄梅戯二団の韓再芬、上海越劇院の銭恵麗ら18人の戯曲俳優、中央実験話劇院の倪大宏ら10人の新劇俳優、中国歌劇舞劇院の孫毅ら3人の歌劇俳優、山西省晋中地区小鳴琴晋劇団の楊紅麗ら3人の民間プロ劇団俳優は初めて梅花賞を受賞した。