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調和に向かう経済構造

 1978年以前の中国経済は農業基盤が脆弱で、軽工業と重工業の比例がアンバランスであった。1978年に改革・開放を実施してから、軽工業を優先的に発展させ、高級消費財の輸入を拡大し、基礎産業と基盤施設の建設を強化し、第3次産業を大いに発展させるなど一連の政策と措置をとった結果、中国の経済構造は調和に向かうとともに、最適化とグレードアップの方向に発展した。中国の各産業の間とその内部の比例関係は著しく改善され、そのうち第1次産業の比率が低下し、第2次、第3次産業の比率が上昇した。国民経済総量の増加は主に第1次、第2次産業によって促されることから、主に第2次、第3次産業によって促されることに転じ、第2次産業の成長は中国の経済急成長の主な原動力となった。

 産業構造全体に変化が生じると同時に、各産業内部の構造にもかなり大きな変化が生じた。農業・林業・牧畜業・漁業の生産総額のうち、純農業生産額の比率が低下し、林業・牧畜業・漁業生産額の比率が上昇した。工業内部では、軽工業と重工業の構造は「消費補償」偏重の軽量型構造から「投資による方向指導」の重量型構造にグレードアップしつつある。第3次産業内部では、交通・運輸業、商業などの伝統的産業の比重が低下し、不動産業、金融・保険業、電信業などが速やかに発展している。