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小・中学校の教育

 中国の小・中学校教育は小学校、中学校、高校という3つの段階に分けられ、修業年限は小学校3年制、中学校3年制、高校3年制からなる12年とする。そのうち小学校と中学校の教育は義務教育に属する。満6歳の児童はすべて小学校に入って勉強し、基本的に中学校の教育を普及させているところでは、学籍管理の規定に基づいて卒業を認められた小学校の卒業生はすべて試験を免除して最寄りの中学校に入って勉強すべきである。中学校の卒業生が高校段階に入って勉強する場合は、地方教育行政部門の組織する統一試験を経て、成績の優秀な者を選んで募集すべきである。

 1986年、「中華人民共和国義務教育法」が公布されてから、各級政府は9年制義務教育を積極的に実施し、著しい成果をあげた。1999年末現在、全国の2430の県(市、区)で基本的に9年制義務教育が普及し、人口比のカバー率は80%である。大・中都市および経済が比較的に発達した沿海地区では、高校段階の教育が普及している。2000年1月7日、国家教育部は中・小学校生徒の過重な負担を減らすための特別テレビ会議を開き、各地の教育部門がただちに有効な措置をとり、できるだけ早く生徒の負担が重すぎたという状態を改めるよう指示を出した。