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新民主主義革命(1919〜1949年)

 ロシア十月革命の影響のもとで、1919年、中国において反帝国主義・反封建主義の「五・四」運動が起こった。この運動の中で、中国のプロレタリア階級は初めて政治の舞台に登場した。「五・四」運動は中国革命が旧民主主義革命から新民主主義革命に転換するメルクマールであった。この運動によりマルクス・レーニン主義がいっそう広範囲に伝播されるとともに、中国革命の実践と結びつくようになっていった。「五・四」運動は思想と幹部の面で中国共産党の誕生のために条件をつくり出すこととなった。1921年、毛沢東、董必武、陳潭秋、何叔衡、王燼美、ケ恩銘、李達らが各地の共産主義グループを代表し、上海で第1回全国代表大会を開いた。中国共産党はこうして誕生した。

 1924年、中国の民主主義革命の先駆者と中国国民党の創設者孫文は中国共産党と積極的に協力し、共同で労働者と農民の参加した北伐を組織した。孫文の逝去後、蒋介石に代表される国民党右派グループは1927年に反革命クーデターを起こし、共産党員と革命大衆を殺害し、後に南京に国民党政府をうちたて、それによって、すさまじい勢いで進められていた大革命は失敗に終わった。その後、中国共産党は中国人民を指導して、国民党の反動的支配に反対する10年にわたる土地革命(「十年内戦」とも称される)をすすめた。

 1937年7月、日本が、中国に対する全面的侵略戦争をしかけた。国民党の軍隊は正面戦場で前後して一連の戦闘を行い、日本軍に手痛い打撃を与えた。共産党の指導する八路軍、新四軍は敵の後方戦場を切り開き、極めて困難にみちた条件のもとで、大部分の日本軍とすべてのかいらい軍に反撃を加え、抗日戦争の勝利に対し決定的な役割を果たした。

 1946年6月から、国民党の軍隊は共産党の解放区に全面的進攻を行い、大規模な内戦を起こした。中国人民の完全な解放をかちとるため、中国共産党は解放区の軍隊と人民を指導して、全国の解放戦争をおしすすめ、遼瀋、淮海、平津の三大戦役を経て、ついに1949年に国民党政府をくつがえし、新民主主義革命の偉大な勝利をかちとった。

【表1】中国史年代表

時代 年代
約紀元前21世紀〜前16世紀
商        約紀元前16世紀〜前11世紀
西周     約紀元前11世紀〜前770年
東周(春秋、戦国) 紀元前770年〜前221年
紀元前221年〜前207年
西漢(前漢) 紀元前206年〜西暦24年
東漢(後漢) 西暦25年〜220年
三国(魏、蜀、呉) 西暦220年〜265年
西晋 西暦265年〜316年
東晋        西暦317年〜420年
南北朝        西暦420年〜589年
隋  西暦581年〜618年
唐         西暦618年〜907年
五代        西暦907年〜960年
北宋 西暦960年〜1127年
南宋        西暦1127年〜1279年
元        西暦1271年〜1368年
明        西暦1368年〜1644年
清        西暦1644年〜1911年