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社会科学

 中国で社会科学の研究に従事するものは5つの系統に分かれており、つまり、中国社会科学院、地方の社会科学院、大学、 (中国共産党)党学校・政府部門所属の研究機構、軍隊所属の研究機構である。統計によると、社会科学の各分野での研究要員の総数は10万余人に達している。

 中国社会科学院は学科が揃った、研究陣水準の高い最高社会科学学術研究機構である。中国社会科学院は30余りの研究所と若干の研究センターを擁している。中国社会科学院には各分野の専門家と学者が集められており、そのうち研究、編集、翻訳などにたずさわる業務要員は4000人で、博士コース生の指導教官は200人である。

 近年、地方の社会科学研究機構も大きな発展をとげ、各省・自治区・直轄市にはいずれもさまざまな規模の社会科学研究機構が設立されている。

 全国の大学に設けられた社会科学・人文科学の各学部は社会科学の重要な研究基地であり、6万余の社会科学・人文科学の教師を擁し、そのうち多くの教師は学業を教えるほか、一定の研究活動に従事している。多くの大学にも専門的な研究機構が設立されており、不完全な統計によると、約130の社会科学研究所があり、研究専従者は4000人以上に達している。

 そのほか、中央と地方の各部門、党学校、軍学校、幹部学校および各企業・事業体には規模の小さな社会科学研究組織があり、専属研究要員を擁しており、これも軽視できない社会科学研究陣である。

 中国の特色をもつ社会主義の理論と社会主義市場経済をめぐって、中国の社会科学者は理論と実際を結びつけて掘り下げて研究を行い、影響力のある多くの成果をあげた。国民経済・社会発展の予測と対策、民主法制建設の理論と実際問題の研究において、いずれも突破的な進展をとげた。基礎研究の成果も著しく、高い学術レベルに達する多くの論著が出版された。