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鉄道

 1949年の鉄道は2万1800キロ、営業距離は1万1000キロしかなかった。1979年から1999年までに完工して営業を始めた鉄道の輸送距離は1万7919キロに達し、そのうち電化区間は1万1783キロである。1999年の鉄道営業距離は5万7900キロで、1978年より19.1%増えた。

 中国の鉄道は南北大幹線と東西大幹線がある。南北大幹線は首都北京を中心として、京広線(北京=広州)、京滬線(北京=上海)、京九線(北京=九竜)、京哈線(北京=ハルビン)があり、東西大幹線は鄭州を中心として、隴海線(連雲港=蘭州)、蘭新線(蘭州=ウルムチ)があり、現在の蘭新線はウルムチから西に延びて、カザフスタンの鉄道に接続し、中国の連雲港からオランダのロッテルダムに直通するユーラシアランドブリッジを形成した。このほか、山地の多い西南地方でも新しい鉄道幹線が建設され、主なものは成渝線(成都=重慶)、宝成線(宝鶏=成都)、成昆線(成都=昆明)、南昆線(南寧=昆明)などがある。また新疆ウイグル自治区では、南疆線(トルファン=カシュ)が建設された。