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水運

 中国大陸の海岸線は1万8000余キロあり、大小河川の総延長は22万キロに達している。この優れた自然条件は、中国が水運と海運を発展させるのに便利な条件を提供している。

 中国の水運が比較的発達した河川は長江、珠江、黒竜江、京杭(北京=杭州)運河、淮河があり、ほかに銭塘江、びん江、黄埔江などがある。1999年の水上輸送距離は11万300キロに達し、水運による貨物と旅客の輸送量はそれぞれ2兆1263億トンキロ、107億3000人キロである。現在、全国の河川の主な港は70余り、埠頭とバースは5000余りある。長江は中国の水運の「ゴールデン水路」で、年間の旅客・貨物輸送量はかなり大きいものである。そのうち南京港は中国最大の河港で、年間の貨物取扱量は4000万トンにのぼっている。海運は北部と南部の二大航行区に分けられており、北部航行区は上海、大連を中心とし、南部航行区は広州を中心としている。改革・開放以来、河港を含む港湾の貨物取扱量は4億9726万トン増加した。主な海港は20余りあり、年間の貨物取扱量は10億5000万トン、旅客輸送量は6401万人に達し、そのうち上海港は世界十大貿易港の一つで、年間の貨物取扱量は1億トンを超えている。中国は積載総量が2200万重量トンに達する遠洋輸送船団を擁しており、これらの船は世界の1100以上の港に航行している。