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概要

　中国の近代的観光業は50年代初めに始まったものである。1954年、中国国際旅行社が設立され、広州、上海、北京などの都市に14の分社が設立された。1964年、国家観光局が正式に発足した。1978年の改革・開放後、中国の観光業は急速な発展期に入り、1999年の海外観光客は延べ7280万人、そのうち外国人観光客は延べ843万人、国際観光収入は141億ドルで、1978年よりそれぞれ39倍、53倍増えた。現在、中国はアジアの重要な観光地となり、中国を訪れる海外観光客数は世界5位にランクされている。国際観光業が発展すると同時に、国内観光業もめざましい勢いで発展し、1999年の国内観光客は延べ7億1900万人、収入は2832億元で、1995年よりそれぞれ14.3％、105.9％増えた。人民の生活水準の向上につれて、中国人は海外観光にますます大きな興味を持つようになり、近年東南アジアと欧州を観光した中国人が少なくない。外国の旅行社は続々と中国に事務所を置き、さまざまなＰＲ方式で中国人の海外観光を引きつけている。

　現在、中国は世界の観光発達国に向かって邁進し、観光施設を整備し、サービスを改善している。2020年に、中国が世界一の観光地となり、中国を訪れる海外観光客数が世界４位になると見られている。