|
三、捜査制度
捜査とは、国家公安機関、人民検察院が事件審理の過程で法律にもとづいて、取り調べを行い、関係ある強制的措置をとることを指す。
捜査制度は、国家捜査機関の性格、任務、組織体系、組織と仕事の原則、仕事の制度の総称である。
1、公安機関の地位と性格
公安機関は政府機関、政府の重要な構成部門、国の行政機関、国家司法機関の一つであり、法によって刑事事件を取り調べ、犯罪者を取り締まり、社会治安を擁護する上で重要な役割を果たしている。
2、刑事警察
刑事警察は、公安機関の重要な警察の種類で、人民警察の重要な構成部分である。
(1)捜査官の資格
人民警察法第26条の規定によると、捜査官は次の条件を備えるべきである。
@ 年齢が満18歳の中国公民。
A 中華人民共和国憲法を擁護する。
B 良好な政治、業務資質、品性がある。
C 体が健康である。
D 高校卒以上の学歴がある。
E 自由意志で警官になる。
次の条項の一つにあたるものは警官になってはならない。
@ 犯罪で刑事処罰を受けたもの。
A 公職を除名されたもの。
(2)刑事警察の昇進制度
刑事警察は階級を追って昇進する。人民警察の階級は5等13級からなる。
@ 総警監、副総警監。
A 警監―― 一級、二級、三級。
B 警督―― 一級、二級、三級。
C 警司―― 一級、二級、三級。
D 警員―― 一級、二級、三級。
警察の階級は公安部が主管し、職務によって階級を授与し、規定の期限と条件に基づき、昇進を決定する。
3、捜査の仕事
(1)事件受理、事件立件
公安機関は、公民が犯罪者を捕らえて引き渡すこと、事件についての報告、告訴、告発、自首などに対し、直ちに受け入れ、説明を記録に留め、また受理した事件を審査し、取り調べを行い、必要な措置をとるべきである。
(2)捜査手続き
刑事事件に対し、取り調べを行い、犯罪事実を全面的、客観的に収集し、犯罪容疑者が有罪であるかどうかを確認する。上記の手段をとるにあたっては、厳格に法定の条件と手続きにしたがって行わなければならない。
(3)拘置、逮捕制度
公安機関は、現行犯あるいは重大な犯罪容疑者に法定的情状があると見た場合、先にそれを拘置してもよい。証拠によって犯罪事実が証明され、刑が科せられる可能性のある犯罪容疑者に対し、保護による審判待ち、住居監視などの方法をとってもよい。社会に危害をもたらす恐れがあり、逮捕が必要なものに対し、検察機関の認可を経て、それを逮捕する。
(4)起訴移送制度
取り調べが終結し、犯罪事実がはっきりし、証拠が確認され、犯罪の性格と罪名がはっきりし、法的手続きが完備し、法によって刑事責任を追及される必要がある犯罪容疑者に対し、公安機関は、この事件を同じクラスの人民検察院に移送し、起訴するかどうかを決定させる。
(5)証拠制度
偵察関係者は法定手続きに厳格にしたがって、犯罪容疑者の犯罪証拠を収集し、さらに有罪かどうかを確認する。自白強要、誘導訊問などの方法による証拠取得を厳格に禁じる。
|