1988年 |
2月13日、李エン(王へんに炎)選手は第15回冬季オリンピック大会で、女子1000mスピードスケートで一位、500mと1500mスピードスケートで三位に輝き、女子1000m、1500mスピードスケートの世界記録を更新した。 2月23日、中華人民共和国国家統計局は「1987年における国民経済・社会発展の統計公報」を発表し、「中国のスポーツ事業は目覚しい成果をあげ、1987年に中国選手は69の世界一位に輝き、22の世界記録を41回、171の全国記録を392回更新した。第六回全国競技大会はこれまでの大会では最高の成績を収めるものとなった」ことが明らかになった。 3月24日、国家教育委員会、国家体育運動委員会、中国衛生部、中国国家民族事務委員会は「中国学生の体位・健康についての調査研究公報」を発表した。 4月、『当代』(雑誌)は趙瑜氏のルポルタージュ作品『強国の夢』を掲載し、文学界とスポーツ界で大きな反響を巻き起こした。 4月16日、中国国家体育委員会は「囲碁段位についての国家レベルの基準」および同基準の実施細則、「地方における囲碁段位の制度」を発表した。 5月5日、中国、日本とネパールの登山家からなる1988年度合同登山チームの12人がチョモランマ峰の登頂に成功し、合流してから最高峰に登頂するという壮挙を達成した。12人の登山家の中の中国人登山家はツニンタジさん、李致新さん、ダイツニンさん、ニンツィンピンツォさんなどの四人。ツニンタジさんは最高峰の頂上に98分間滞在することで世界記録を更新した。 5月11日、鄧小平氏は「中国体育報」の紙名を書いた。 5月15日、中国国家体育運動委員会は「全国の競技試合に参加するスポーツ選手の資格審査についての暫定規則」を下達した。 5月18日から24日にかけて、全国の体育運動委員会主任の座談会が北京で開催された。三つの主要な議題は次の通り。一、第六回全国競技大会以後、全国的範囲におけるスポーツの改革を深化させるとのうえで進展と経験を交流すること。二、第七回全国競技大会の案について検討を行い、決定すること。三、第五回全国体育総会大会をどのように成功裏に開催するかについて。 6月1日から10日にかけて、中国国家体育運動委員会は北京で『中華人民共和国体育法』の起草作業の検討会を開き、60余人の代表が出席。 6月21日、中国国家体育運動委員会、中国国家統計局、中国国家教育委員会、全国総工会は「1983年以来、全国で新規建設されたスタジアム・体育館を対象とする全面的調査についての共同通達」を共同で下達した。 6月26日から29日にかけて、第一回世界アンチ・ドーピングの常設会議がカナダで開催された。中国代表は同会議の席で、中国オリンピック委員会の世界アンチ・ドーピングについての中国政府の姿勢を表明し、中国は最初の「国際アンチ・ドーピング憲章」を締結した最初のメンバー国となった。 7月9日、中国ブリッジ協会は鄧小平氏に同協会名誉主席の称号を授与した。 7月10日、中国国家体育運動委員会は「水泳の競技レベルの向上を促すことについての決定」、「陸上競技の展開を促すことについての決定」を下達した。 8月22日から24日にかけて、中国国家教育委員会、中国国家体育運動委員会、中国衛生部のトップたちは学校の体育、衛生仕事の深化・改革について検討した。 8月25日、第三回全国大学生競技大会が南京市で開催された。 9月9日、オリンピック科学大会が韓国で開催され、中国スポーツ科学代表団が提出した10篇の論文が高く評価された。 9月10日、第26回世界軍事関係ペンタスロン選手権大会が北京で開催され、中国代表チームが一位に輝き、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)代表チームが8年間保ってきた世界団体記録を更新した。 9月17日から10月2日にかけて、第24回オリンピック大会が韓国のソウルで開催され、中国スポーツ代表団はメダル28を獲得した。そのうち、金メダルは5、銀メダルは11、銅メダルは12。 10月9日から16日にかけて、第一回全国農民競技大会が北京で開催された。大会開催期間に、80のスポーツ先進県と2147人の「農村部におけるスポーツ活動積極分子」が表彰された。 10月11日、第一回中国国際武術祭が杭州で開催され、33ヵ国・地域からの500余人の武術愛好者が参加した。 10月15日、第8回パラリンピックが韓国のソウルで開催された。中国代表チームは金メダル17、銀メダル17、銅メダル10を獲得した。 11月21日、全国教育・科学・文化組織が中国機関車スポーツ協会に「1988年度のスポーツ活動における際立つ貢献のための賞」を授与した。 10月23日から29日にかけて、中国スポーツ科学学会傘下の体育理論学会主催の総合学術報告会が広西チワン族自治区の南寧市で開催された。同会議の主な議題は「社会主義の初級階段のスポーツ事業及びその改革」であった。会議開催期間に、156篇の論文が提出され、そのうちの66部が収録された。これらの論文は社会主義の初級階段におけるスポーツの本質的特徴、管理、発展戦略、改革、競技スポーツの構造と改革などの分野をカバーするもの。会議の主題をめぐって二つのホットな話題が引き出された。一、競技スポーツ、学校体育、大衆スポーツの相互関係。「スポーツの最も根本的な性格は民族性であるので、金メダルのみを重視し、民族全体の体位を無視することはいけない」、「競技スポーツはスポーツの核心である。金メダルは国のスポーツレベルを具現する最も顕著なメルクマールである」という、さまざまな見解が示された。二、体育の体制について。「中国のスポーツ史の中で、挙国体制(全国を動員してスポーツ事業に投入する体制)は重要な役割を果たしたが、現在の社会の実情やスポーツの発展にはふさわしくない」とする学者もいたし、「当面、中国が実施している体制は基本的には望ましいものであるが、肝心なことは管理者の素質が低いということが目立っている」とする学者もいた。 12月2日、中国女子重量挙げ代表チームは第二回世界女子重量挙げ選手権・第一回アジア女子重量挙げ選手権に参加し、9つのグレードの試合で金メダル26を獲得し、9人の選手が世界記録を21回更新した。 12月29日、中華人民共和国第七期全人代常務委員会の第五回会議の決議により、楊尚昆国家主席は伍紹祖氏を国家体育運動委員会主任に任命した。 「チャイナネット」 2005年9月 |
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