1994年

1月18日、江沢民主席は第五回大学生競技大会のために、「学校のスポーツ活動をくりひろげ、社会主義文明の建設を促す」という題辞をしたためた。

2月1日、第14回ジェシー・オーエンス国際スポーツ賞の授賞式はニューヨークで開催され、中国女子陸上競技の王軍霞選手が中国、およびアジアで最初の受賞者となった。

2月4日、国家体育運動委員会は「社会におけるスポーツインストラクターの技術レベル制度」を下達した。

3月4日、中央機構編制委員会の批准を経て、国家体育運動委員会卓球管理センターが発足した。その後、ウィンたースポーツ管理センター、無線操縦模型飛行機、射撃・アーチェリー、自転車、モーターバイク競技、水上競技、サッカー、テニス、武術、チェス類(中国将棋、囲碁などを含む)、登山、ボクシング、ブリッジなどの種目の管理センターおよび社会スポーツ指導センターが相次いで発足した。これは、国家体育運動委員会によるスポーツ体制の改革の重要な措置である。

3月16日、国務院弁公庁は「国家体育運動委員会の職能配置、内部機構および人員の編制案」を下達した。

3月29日、国家教育委員会、国家体育運動委員会、中国共産主義青年団中央は共同で通達を下達し、全国の各民族の青少年の間で「日光の下で、グランドで、大自然の中で心身を陶冶しよう」という活動をくりひろげ、各地の関連部門に「青少年学生の心身の状況や年齢の特徴に基づいて活動を繰り広げ、「心身を強く丈夫にし、意志を鍛え、能力を育成し、情操を陶冶する」目的を達成するよう求めた。

4月5日、中央機構編制委員会の批准を経て、国家体育運動委員会にスポーツくじセンターが設置された。

4月6日から8日にかけて、全国体育運動委員会の主任会議が北京で開催された。この会議では、国家体育運動委員会の体制改革が重点として検討された。「管理と業務執行を切り離す」の原則に基づいて、国家体育運動委員会の機関に内設される機構、協会の実体化改革が広められ、14の種目管理センターが発足した。

4月7日、マルボロ・全国サッカーAリーグが正式に開幕した。中国中央テレビ局は1000万元で同リーグの中継放映権を買い取った。

4月28日から5月6日にかけて、中国スポーツ用品博覧会が福建省の福州市で開催され、参加者は3000余人にのぼった。

5月5日、スポーツ基金調達センターが発足した。

5月7日、著名な飛び込み選手、1984年ロサンゼルスオリンピック大会の金メダリストの周継紅選手は国際水泳連盟によって評定される「国際水上競技の著名人ホール」に入選し、中国人として最初の入選者となった。

5月29日、第22回世界パラシュート競技選手権が四川省の成都市で開催され、30ヵ国・地域からの230人の選手が参加した。中国代表チームは金メダル7、銀メダル2、銅メダル2を獲得した。

6月10日、「社会スポーツ・インストラクターのレベル評定制度」が全国的範囲で実施された。

9月4日、第6回極東・南太平洋地域障害者競技大会が北京で開催され、40余ヵ国・地域からの2079人の選手が参加した。中国代表チームは金メダル298を獲得した。

9月14日から16日にかけて、全国ジュニアサッカー会議が北京で開催され、その会議において、中国サッカー協会は「全国のプロ、セミプロサッカークラブは自らの予備選手群を育成しなければならず、さもなければ、中国サッカー協会に登録することや全国的な試合に参加することは認めない」とした。

9月20日、中国オリンピック委員会の委員総会が北京で開催され、国家体育運動委員会の伍紹祖主任が中国オリンピック委員会の主席に選ばれた。

10月2日から16日にかけて、第12回アジア競技大会が日本で開催され、42ヵ国・地域からの7300余人の選手が参加。中国選手は金メダル126、銀メダル83、銅メダル57を獲得した。大会後に、11人の中国選手の尿サンプルに陽性反応が現われ、中国のスポーツ事業のイメージにきわめて大きなダメージを与えた。この事件は「スポーツ陣の内部管理を強化し、アンチ・ドーピングの力を強めなければならない」と、スポーツ界に注意を促すことになった。

10月20日、第一回世界太極拳修練大会が北京で開催され、36ヵ国・地域の1200余人の選手が参加した。

11月4日、中国国家人事部、国家体育運動委員会は「スポーツコーチの職務レベルの基準」及び同基準のいくつかの問題についての説明を下達した。

11月27日から30日にかけて、国家体育運動委員会の企画司、政治・法律司、科学学会は北京で「全国スポーツ経済問題のシンポジウム」を開催した。各省、自治区、直轄市、計画単列市(国家計画で単独に取り上げられた都市)及び国家体育運動委員会直属機構において経済の仕事を主管する指導者、国家計画委員会、国家財政部、国家工商行政管理局、国家税務総局からの193人の代表が出席した。国家体育運動委員会の張発強副主任はスポーツ産業の発展について、重要な談話を発表した。

12月7日、「スポーツ科学技術体制の改革と発展」をテーマとする全国スポーツ科学技術会議が山東省の淄博市で開催された。

12月22日から25日にかけて、全国アマチュアトレーニング活動をめぐっての座談会が広西チワン族自治区の南寧市で開催され、出席者は90余人にのぼった。この会合において、出席者たちはアマチュアトレーニングの経験と問題について総括、交流し、「中国少年スポーツトレーニング連合会の規則」と「2000年予備人材プロジェクトの実施方法」を検討し、改正した。

「チャイナネット」 2005年9月

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