1986年

1月24日、1985年の「国際青年の年」を記念するため、IOCは中国の最も優秀な郎平選手と童非選手にそれぞれ勲章を授与し、1985年において両選手が世界のスポーツに貢献したことを表彰した。

2月10日、IOCは万里中国国務院副総理に「金製のオリンピック勲章」、中国スポーツ界の発展に寄与した黄中氏に「銀製のオリンピック勲章」、中国オリンピック委員会に「オリンピックトロフィー・カップ」を授与した。

2月20日、国家体育運動委員会は「全国スポーツ競技区活動条例」と同条例に違反した場合の処罰規定を下達した。

2月24日から3月1日にかけて、全国武術トレーニング座談会が北京で開催され、参加者は60余人。同会議のテーマは「武術は科学化、規範化をその前進の方向とする」ということであった。

2月28日、中華人民共和国国家統計局が公布した「1985年国民経済および社会の発展についての統計公報」の中で、「スポーツ事業には新たな突破が見られ、1985年において、中国のスポーツ選手は世界選手権、ワールドカップなどの試合で一位46という成績に輝き、史上で最も多くの一位を獲得した年となった。5つの世界記録を9回更新し、118の全国記録を203回更新し、113人の選手が「国際運動健将」となった。大衆スポーツ活動も盛んに行われている」という内容が含まれていた。

3月6日から15日にかけて、全国体育運動委員会主任会議が北京で開催され、参加者は100余人に達した。この会議で、スポーツ事業の発展の新情勢の下における体制改革についてのいくつかの重要な決定が可決された。

3月15日、全国体育総会常務委員会、中国オリンピック委員会執行委員会は北京で合同会議を開き、この会議で、李夢華氏が全国体育総会と中国オリンピック委員会の主席に選ばれた。

3月27日、国家体育運動委員会は「公共競技場の経営・管理をさらに充実させ、積極的に大衆にむけて開放することについての通達」を下達した。

4月2日、中国職務資格改革指導グループは国家体育運動委員会の「監督の専門技術の試行条例及び実施についての意見」を配布した。

4月12日、第六期全国人民代表大会第四回会議の席で可決された「第7次五ヵ年計画の報告」の第50章第3節で、「専門的なスポーツ陣の建設をさらに強化し、大衆スポーツ活動を繰り広げ、中華民族全体の健康レベルの向上を目指す。スポーツ施設の整備を急ぎ、国の重点としてのスポーツ施設のほかに、条件のあるところでは、地元の実情に基づいて体育施設の整備を徐々に展開する」という内容が含まれている。

4月17日、中国国家教育委員会、国家体育委員会は「ハイレベルの学生スポーツ選手を育成するテストケースの学校の申請・批准についての暫定方法」を共同で下達した。

4月21日、国務院の批准を経て、1988年から、4年ごとに都市競技大会が開催され、第一回都市競技大会は山東省が主催することになった。

4月22日、中国バドミントン代表団が第14回トーマスカップ・第11回ユーバス世界バドミントン団体選手権で、男子および女子種目で優勝を獲得した。

6月16日から18日にかけて、「賀竜氏の体育についての思想」についてのシンポジウムが北京で開催され、この会議は、賀竜氏の体育についての思想と実践の歴史的な地位と役割について、代表たちが広い範囲から突っ込んだ討議をくりひろげた。

8月3日、第2回全国大学生競技大会が遼寧省の大連市で開催された。

8月10日、第3回全国少数民族競技大会は新疆ウイグル自治区のウルムチ(烏魯木斉)市で開催され、55の少数民族のスポーツ代表団は参加した。

8月29日、第7回体操ワールドカップが北京で開催され、中国代表団は金メダル4を獲得した。

8月31日、中国障害者スポーツ代表団がインドネシアで開催された極東・南太平洋地域の障害者競技大会で、金メダル64、銀メダル21と銅メダル3を獲得した。

9月2日、中国女子バレーボールチームがチェコスロバキアで開催された第10回世界女子バレーボール選手権で一位に輝き、これにより、中国女子バレーボールチームは五連覇の栄光に輝いた。

9月17日、国家体育運動委員会は「ボクシング種目についての暫定規定」、「ボクシング競技の管理方法」、「ボクシング競技の安全保護措置」を下達した。

9月20日から10月5日にかけて、中国スポーツ代表団の514人(選手は384人)がソウルで開催された第10回アジア競技大会で金メダル94、銀メダル82と銅メダル46を獲得し、金メダルの数が一位となった。

11月6日、「平和・協力・子供の将来のために」を旨とした世界をめぐる長距離競走・中国競技区のスタート式が天安門広場で催され、李先念国家主席が出席し、自ら国際長距離競走チームの平和を象徴するトーチを受け取った。

11月11日、中国国家教育委員会、国家体育委員会は「放課後にスポーツ活動を繰り広げ、学校のスポーツ活動の技術レベルを引き上げることについての企画」を共同で下達した。

11月24日、中国国家工商行政管理局、中国国家体育運動委員会は「スポーツ関連の広告の管理についての暫定規定」を共同で下達した。

11月29日、中国都市部・農村部の建設・環境保全部、中国体育運動委員会は「都市部における公共スポーツ施設用地の定額指標についての暫定規定」を共同で下達した。

12月12日、中国国家体育運動委員会は「全国スポーツ試合の最良競技区の条件と実施方法」を下達した。

「チャイナネット」 2005年9月

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