頑張り抜く王曼麗選手
銅メダル獲得を喜ぶ任恵選手
トリノ冬季五輪スピードスケート女子500m決勝は北京時間2月15日午前2時に終了し、ホープの王曼麗選手がわずかの差でロシアのズノーワ選手に負け、銀メダルを手にした。コンディションがそれほどでもなかった任恵選手はすばらしい快走で中国代表団にいま一つの銅メダルを添えることになった。
同種目は30人の選手が決勝に出場し、二回の試合のタイムによって最終のランクが決められる。一回目にロシアのズノーワ選手は38秒23で一位。中国の任恵選手は38秒60で四位。最も注目された王曼麗選手は38秒21で二位。日本の岡崎朋美選手は38秒46で三位。中国の王北星選手、邢愛華選手はそれぞれ8位、13位となった。
二回目には王曼麗選手とズノーワ選手の競い合いが最も注目され、両選手は最後のグループに分けられてスタートした。両選手の力はほとんど差はなく、最初の100mのタイムはほぼ同じであった。リンクチェンジの後、ズノーワ選手はスピードを保ちつづけ、王曼麗選手はインナー・リンクの利点を生かして追いつき、400mのスポットあたりでは両選手はまだ互角であった。しかし、ラスト・スパートをかけたズノーワ選手は王曼麗選手を追い越してゴールインし、成績は38秒34。王曼麗選手は0.13秒の差で二位に甘んじた。若手の任恵選手の快走ぶりはわれわれにとっては驚きであり、スタートが二回目のすべての選手の中でベストで、38秒27の成績も二回目ではベストとなった。
二回の滑べりのタイムを合計すると、王曼麗選手は76秒78で中国代表団にいまひとつの銀メダルを添え、任恵選手は思いがけなく銅メダルを手にした。ロシアのズノーワ選手は金メダルとなり、成績は76秒57。中国の王北星選手、邢愛華選手はそれぞれ7位、13位となった。
「チャイナネット」 2006年2月15日
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