綿竹大曲から発展してきた。唐代の人に「春」の名酒とされ、また綿竹県が剣山の南に位置することから、「剣南春」と名づけられた。濃香タイプの白酒で、芳香馥郁、まろやかで甘く、清冽で爽やか、香りがいつまでも残り、独特の「麦麹の香りと味」がある。内外で名声を博している。
剣南春酒は四川省の綿竹県で生産され、ここでの酒作りは千年以上の歴史がある。唐代の武徳年間(618-625年)には、「剣南、これ春を焼く(作る)」と言われた。唐代の大詩人である李白は青年時代、綿竹で「解貂贖酒」(貂皮を売って酒を買った)ことがあると言われる。そこから綿竹酒は「有名な人士は金の貂を売り、価格は洛陽より高い」と自らの価値を形容するようになった。
「チャイナネット」2008年11月10日 |