この「礼拝寺」は中軸線にそって左右対称に建物が配置されている。本堂となる「礼拝殿」は面積600平方メートル、1000人を収容することができる。礼拝には、近所に住んでいる信者たちが毎日参加する。時には、留学や仕事のため北京に来ている、遠方に暮らすイスラム教信者たちもやってくるそうだ。
今年は北京でオリンピックが開催されたこともあり、「礼拝寺」でも外国語の表示案内やバリアフリー施設を増やすなど、国内外からやって来る信者のためにサービスを充実させている。これについて、尹国芳さんは次のように話している。
「『礼拝寺』ではオリンピックを契機にサービスの充実を図った。海外からやってくる信者や観光客のために、サービスチームを組織した。礼拝に参加する人たちのために案内をしたり、便宜を提供する」
北京のイスラム教寺院には、歴史的に貴重な文物を収蔵しているところも少なくない。中でも有名なのは、北京市東部にある東四イスラム教寺院だ。
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