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東営市、黄河デルタの高効率エコ経済区を建設へ

2009年11月23日、中国国務院は『黄河デルタの高効率のエコ経済区発展企画』を認可し、これは山東省の最初の国家クラスの発展企画であり、黄河デルタの開発が国のクラスで全面的に展開されたことも示している。黄河デルタの中心都市、高効率のエコ経済を発展させる中核区としての東営市は、これまでになかった歴史的チャンスを前にして、積極的に対応し、勢いに乗じて取り組みをくり広げ、黄河デルタの高効率のエコ経済区建設の中でより大きな役割を果たすことにしている。

ここ数年来、東営市は高効率、エコという発展の位置付けにしたがって、長期的に着目して科学的に企画し、当面に立脚して快速に突破をとげ、何も待ちこがれることなく、誰にも依拠せず、積極的に仕事をすすめ、すでに大開発、大発展の骨組みを作り上げた。2009年12月28日、東営市は規格の高い東営市黄河デルタ建設事務室を設置し、全面的に黄河デルタの高効率のエコ経済区建設の足取りを調整し、その仕事をコーディネートし、監督指導することに責任を負わせている。1200数平方キロの臨海地区を集中的に突破をとげる区域とし、東営港をよりどころとして臨港産業区を建設し、重点を石油化学工業、ナトリウム化学工業、ファイン・ケミカルと近代物流業の発展に置いている。近代的立体交通システムを構築することをめぐって、鉄道、高速道路、港、空港などのビッグ・インフラの建設を重点的に推進し、近代的立体交通システムは急速に形成されつつある。縦横に交錯する河川、湖沼、湿地をよりどころとして、生態系の卓越した「黄河の水の都」を作り上げることに取り組んでいる。

政策の面では、山東省発展改革委員会は黄河デルタの産業投資基金の設置に関する東営市のレポートをすでに国家発展改革委員会に中継報告として提出し、東営市発展改革委員会は関連部門と合同でレポートの認可を目指す取り組みに力を入れており、市金融事務室は工商銀行山東省支店および工業銀行インターナショナルとの基金面での協力について何度も相談し、関連事項について初歩的な共通の認識を持つに至り、黄河デルタの地方的銀行の創設の面で、初歩的な方案を形成するとともに、東営市政府の名義で山東省政府に改名創設のレポートを提出した。

プロジェクトの面で、東営市の関連部門は中国海底石油の石油精錬・石油化学工業一体化プロジェクトを推進することを積極的かつ確実に目指している。交通インフラ・プロジェクトはプログラムによって運営し、広利港航路の整備と埠頭建設プロジェクトはすでに省発展改革委員会の審査・許可を得ており、環渤海ハイレベル自動車道路プロジェクトのフィージビリティー・スタディーもすでに省交通運輸庁に提出された。微小藻類生物エネルギー・プロジェクトにもすでに幸先のよいスタートが見られ、香港生物エネルギー有限会社と華泰グループが協力覚書に調印し、微小藻類生物エネルギー研究開発センター及び室外微小藻類繁殖実験場が始動しつつある。黄河河口の大型プロジェクトはすでに国の関連部・委員会の議事日程に組み入れられている。営林・製紙一体化、海水の階段的利用、廃棄タイヤ回収・再利用と石油・ナトリウム化学工業製品の接続利用などの大きな循環経済プロジェクトも積極的に申請されている。

資金の面で、大きなプロジェクト、重点プロジェクトと特色のある産業をめぐって、さまざまな形、多ルートを通じて上級部門とのドッキングをめざし、2010年に東営市全体は省クラス以上の無償資金24億元以上、昨年より112%増となることを目指している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月4日