ここ数年来、山東省莱蕪市の農業産業化は高基準、高品質、高収益の、一定の規模をもつ拡充を実現し、農業の転形および農民の収入を増やし、農村経済を繁栄させる強力なエンジンとなっている。2010年の農産物輸出額は5億6360万ドルで、前年同期比73%増となり、史上最高となり、伸び幅は全省で1位にランクされている。

農業構造を調整し、それを最適化させ、農業の産業化を促すこと。農業の高収益区の機能のセット化を際立たせ、「4つの一流」を目標とし、重点を中西部のショウガとニンニク産業の発展の加速、「3つの辛いもの」（ショウガ、ニンニク、ネギ）及びその加工品などの労働集約型産業、特色ある無公害農産物・製品の輸出を扶助し、それを拡大することに置いている。良質の専用食糧、特色ある野菜、葉タバコ、白い花の丹参（漢方生薬）などの高収益の農業を大いに発展させている。農業の優良品種産業化プロジェクトと無公害食品行動計画を積極的に実施し、農産物優良品種の普及率は98.9%に達し、優良品質農産物の合格率は99%となっている。

市場システムを完備させ、農業の産業化を活性化させること。改造とグレード・アップを通じて市場をランク･アップさせ、情報技術を利用して市場を建設し、仲介組織を育成し、市場を活性化させ、国内国外に目を向けて市場を開拓している。農産物交易会、博覧会、企業誘致会を積極的に利用して、莱蕪市の優位性と特色ある農産物を幅広くPRし、莱蕪市の農業と農産物の知名度を絶えず高め、「3つの辛いもの」という主導的産業に、ブランドはあるがマーケットがない現象を重点的に解決している。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2011年2月28日