国家森林公園としての五台山

発信時間: 2009-06-26 | チャイナネット

五台山は黄土高原の東の縁に位置し、温帯の大陸性気候に属する。その特徴は植生の垂直分布が明らかで、夏が短くてさわやかで、冬は長くて厳寒で、降雨量がたっぷりあり、日照も十分である。山頂の年平均気温は-2℃で、無霜期は約72日間で、年間降雨量は約960ミリ、世界の同じ緯度の地域の中では降雨量が比較的多い地域である。特に毎年7―8月の平均気温は15℃―20℃で、真夏にも偶然に降雪がある。このため、五台山は清涼山、清くて涼しい聖地とも称され、理想的な避暑地である。

五台山には豊かな水源があり、小川と泉がたくさんあり、年じゅう流れ続けている。さらに珍しいのは、山がどれだけ高くてもその上に水があり、どの山にも泉があり、どの谷にも滝があり、泉の水の流れが集まって池となり、空に高くかかった鏡のような天池となっている。

五台山の草地の面積も広く、総面積8万4391ヘクタールの山地草原の生態系は華北地域で最も完全な形で保存されているものであるとともに相対的に安定した典型的な地域であり、豊富な植物資源に恵まれている。植生のタイプは海抜の高いところから低いところへと順次高山草原、亜高山草原、山地の花が咲きほこる草原、常緑の針葉樹林および樹林の間に広がる草原、夏になると緑になる広葉樹林の草・低木群、耐旱性の低い木や草地に分かれている。五台山には維管束植物があわせて103科、459属、1019種類もあり、種類が非常に多く、四季それぞれのものがある。そのうち、ノウゼンハレン、迎紅ヤマツツジは関係専門家に中国のみにあるものと認定されている。

五台山には鳥類が16目、36科、142種類おり、そのうちキンワシ、白コウノトリ、黒コウノトリ、白肩ワシ、白尾ワシ、オオワシ、ナベヅル、タンチョウヅル、ノガンなどは国家A級保護動物に指定されている。五台山の海抜1000―3061メートルのところに繁殖している山地の昆虫はあわせて2000種類以上おり、現在、資料に記載されているものは486種類で、その中には20種類余りの新種が含まれている。このため、五台山は中国の北部厳寒地域のきわめてまれに見る緑色の宝庫である。

 

「チャイナネット」 2009年6月1日