諸葛八卦村

japanese.china.org.cn  |  2007-12-24

諸葛八卦村。

タグ:諸葛八卦村

発信時間:2007-12-24 14:37:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

諸葛亮と言えば、恐らく知らないことはないだろうが、諸葛亮と関係のある古い村落、諸葛八卦村と言われると、新鮮な感じを抱くのではないだろうか。諸葛八卦村は浙江省蘭渓県内の群山に位置する。考証によると、同村は諸葛亮27世の孫、諸葛法師が元代の中後期から建設を開始。600年余りの歴史を持ち、現在でも完全な形で残っている。

諸葛八卦村は、国内で初めて八卦のように配置された村。村全体がまさに巨大な活きた文物であり、中国の古い村落と民居が完全な形で残るモデルと言える。村内に残る明清時代の家屋は200軒余り。全村が一代の忠臣名相の末裔であり、祖先の『誡子書』の教え、「良相とならずば、良医となる」をしっかりと心に刻んでいるのだ。

ここは確かに国内第一の不思議な村だ。その不思議さは少なくとも3つある。

先ず、全村の絶対多数の村民がいずれも1700年余り前の蜀の宰相、諸葛亮の子孫であることだ。言い換えれば、ほとんど人が姓は諸葛で、あるいは諸葛家に嫁いだ女性であり、諸葛家の家族でない人は極めて少ない。1993年10月に諸葛八卦村で「全国第7回諸葛亮学術シンポジウム」が開かれた。当時の統計によると、諸葛亮の子孫は全国で合計約1万6000人を数え、うち八卦村だけで4分の1の約4000人が暮らしており、全国で第一。

第2は、村の配置が精巧で幽玄であることだ。高所から眺めると、村全体が八卦の形をしており、家屋や通りや路地の分布はちょうど、歴史上記された諸葛亮の九宮八卦の陣と暗に符合している。

第3は、元と明、清の3代の古い建築物と文物(最も古くて今から約700年前)が大量にしかも完ぺきな形で残っていることだ。700年余りの間に王朝は交替し、社会は動乱し、戦争が相次ぎ、どれほどの有名な楼や寺院、園林や高殿及び閣が戦火で焼かれ、あるいは天災で壊されたか分からない。だが、この村落は世外の桃源のように、戦火から離れ、天災を免れ、人災をかわしてきた。

諸葛八卦村は、保存状態の完ぺきさ、構造の優美さ、配置の絶妙さから、浙江省の元省長の万学遠氏は「浙江3大古代文化の表徴の1つ」と呼んだ。現在、国務院が指定した国家重点文化財。黄山・千島湖観光ルートに盛り込まれている。

「チャイナネット」2007年12月24日

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