


承啓楼----土楼の王さま


承啓楼は高頭郷高北村に位置し、聞くところによると、明(1368―1644)の崇禎年間(1628-1644)にくわ入れをして基礎を定め、清(1616-1911)の康煕年間(1662-1723)に竣工し、三世代を経て、半世紀にわたった。その規模はきわめて大きく、造型がユニークで、古色蒼然としており、濃厚な郷土的息吹きに満ちている。「土楼は4層、4回りからなり、上下全部で部屋は400間である。円の中に円があり、回りの中に回りがあり、300年にわたる世の変化を経験してきた」、これはこの土楼に対する生き生きとした描写である。

承啓楼の直径は73メートル、回廊の周りの長さは229.34メートル、楼全体は3回り、1つの中心からなっている。外の回りは4つの階に分かれ、高さは16.4メートル、毎階に部屋72間がある。第2回りは2つの階に分かれ、毎階に部屋40がある。第3回りは階を分けず、部屋32がある。中央部は先祖を祭っている部屋である。楼全体に部屋400間、表門3つ、井戸2本があり、敷地総面積は5376.17平方メートル。楼全体に60数世帯、400数人が住んでいる。承啓楼はその高くて大きく、重厚で、豪快で、雄大な建築の風格と庭園のような中庭の重々しくて美しい造型芸術、およびその詩のような山村の奇異な趣きで、無数の見学者に感嘆させた。台湾の小人国と深圳市の錦繍中華というミニ景観公園にはいずれも承啓楼のミニチュア版がある。1981年に承啓楼は中国名所辞典に収められ、「土楼の王さま」といわれ、北京の天壇、敦煌の莫高窟など中国の名所と一緒に競い合うように異彩を放っている。
1986年、中国郵政・電信部は1組の中国の民居のシリーズ切手を発行し、そのうち、福建省の民居の切手はとりもなおさず承啓楼を図案とするものであり、この切手は日本でその年の最優秀切手に評定された。
「チャイナネット」2008年11月7日