山頂に至るまでの道のりでは、連なる峰の奇観、鍾乳洞の異観、静かに佇む寺院、瑞瑞しい緑を楽しむことができる。途中、断崖を拓いて作られた「雲梯」と呼ばれる262段の石段がある。明の時代に造られたもので、その始点の岩壁には「幽燕奥宝」(幽燕は現在の北京一帯を指す)の字が刻まれている。
上方山の鍾乳洞のうち最も規模の大きいのが雲水洞で、その長さは613㍍もある。洞内には広間のような大きな空間が七つあり、最大のものは天井までの高さが60㍍、広さは2000平方㍍に達する。石筍、石柱など、様様な形の鍾乳洞が並ぶほか、壁面には12世紀初頭、遼の時代に造られた「大悲佛母」という仏像もある。
また、上方山は山城の90%以上を緑が覆う天然生林で、国家級の森林公園にも指定されている。アカマツやコノテガシワが多く、北京一帯で最大のカシワの古木もある。このカシワは木の幹が直径約1.5㍍、高さは24㍍あり、樹齢は1500年以上という。また、トチの一種で熱帯の植物である「七葉樹」もあり、これは1000年以上の昔にここに移植されたものと言われている。これら国が定める一級の古木や名木が、山中に全部で24本ある。
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