米国のマーケティングリサーチ会社、エーシーニールセンが11日に発表したアンケート結果では、北京オリンピックの成功は中国の国際的なイメージをアップさせ、中国の観光業にかなりの広告効果をもたらしたとしている。中国は北京オリンピック後、世界の観光客が憧れる観光地となったという。
エーシーニールセンは開会式と閉会式の後、世界16の国や地域の人にオンラインでアンケートを行った。その結果、開会式の後のアンケートでは、8割の人が今まで中国に行ったことがないと答え、オリンピック閉会後のアンケートでは、半数以上の人が中国への観光に行きたいと回答した。
中国の観光を希望する人の割合が多かった国は、中国香港、シンガポール、インド、メキシコ、中国台湾、南アフリカ、韓国だ。
調査によると、オリンピックを通じて70%の人たちが、「北京は予想していたよりも近代的でハイテク」と感じ、一度訪れたことのある人たちの8割も、再び中国に観光に行きたいと考えている。
エーシーニールセン中国の関係者は、「世界観光組織は2020年に中国は世界最大の観光地になり、毎年1億3700万人の観光客が中国を訪れ、1億人の中国人観光客が世界各国を旅行すると予測している。しかし中国は、北京オリンピックによって世界の舞台の中心に躍り出、この予測は従来の予想よりも繰り上がるだろう」としている。
「チャイナネット」2008年9月12日