黄山
世界でも有数の景勝地である黄山は安徽省南部の黄山市に位置し、「天下一の奇山」と称されている。黄山はまた、「天然の動物園・植物園」とも呼ばれ、植物1500種近く、動物500種以上が生息している。黄山の気候は穏やかで、避暑地をしての人気も高いほか、国家級風景名勝区・療養避暑地に指定されている。1985年、全国十大風景名勝に指定され、1990年12月にはユネスコの世界自然・文化遺産リストに加わり、中国初の文化・自然両者の指定を受けた遺産となった。2004年2月には世界地質公園に指定された。(編集HT)
梅里雪山
梅里雪山は雪山のプリンスともよばれ、藏族(チベット族)から「神山」としてあがめられてきた。雲南省德欽県の東北約10キロメートルを横断する山脈の中を流れる怒江と瀾滄江の間に位置し、康巴藏族人民にとっての心の中の聖山である。主峰のカ格博(カワカブ)峰は海抜6740メートル、雲南最高峰の峰である。梅里雪山はその壮麗さ・神秘さから世に名を知られ、1930年代には米国の学者にカ格博峰は「世界で最も美しい山」と称された。これまでに中日合同登山チームが連続して3回登攀したが、山頂に達することはできなかった。梅里雪山にある登貢寺・袞瑪頂寺はいずれも藏族の人々が同山を崇拝して建立された寺である。毎年雲南・西藏・四川・青海・甘粛の各省・自治区の藏族人民が礼拝に訪れる。チベット文化が色濃く残る、また藏族以外の人々にとっても冒険心を駆り立てられる観光聖地である。(編集HT)
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