福建省厦門(アモイ)市の鼓浪嶼観光区は、国家級の観光名所である鼓浪嶼―万石山風景区の主要な一角とされている。鼓浪嶼本島および島内の日光岩、菽荘花園、鄭成功記念館、ピアノ博物館、百鳥園など観光レジャーの目的地が多くあり、独特な自然風景や建築物の景観により、中国国内でも著名な観光地の一つになぞらえている。かつて「円沙洲」「円洲仔」と呼ばれていたが、明代に「鼓浪嶼」と改名された。島の南西部に鼓浪石という岩礁があり、満潮になると波に叩かれ太鼓のような音になることからそう呼ばれるようになったそうだ。島内は険しい岩山が連なり、美しい景観をかもし出している。長年、浪に打たれてきた海岸沿いは、入り江、崖、砂浜、岩礁ともに1枚の絵のように美しい。鼓浪嶼の市街地は小さく、道路が縦横に走っている。街なかは綺麗で閑静で、空気も澄んでおり、緑なす山々と咲き誇る花々は錦のようである。特に赤い瓦葺の屋根と樹木が折り重なった異国風の美しい光景に、誰もが魅了されることだろう。(編集WM)
「人民網日本語版」2008年11月25日