中国の地理雑誌「天馬行空」がこのほど、「世界の不思議な橋トップ10」を選出した。その中に貴州トン族の独特な建築、風雨橋がランクインした。
風雨橋は花橋とも呼ばれ、トン族の建築でも最も特色のある民間建築のひとつだ。風雨橋、歌、鼓楼はトン族の「3つの宝」と言われている。風雨橋は、通行人が足を休めるのに便利な場所であり、またトン族の人々が客を送る場所、おしゃべりをする場所だ。考証によると、風雨橋は漢代末から唐代に作られた古代建築群で、しっかりした構造と独特のデザインをもち、民族的な雰囲気にあふれている。1つも釘やネジを使わず、耐久力のある杉の木を組み合わせて作られており、技術水準は高い。一般的には橋、塔、亭(あずまや)から構成されている。橋の面には板が敷かれ、両側には欄干、長いすが設置され、回廊のようになっている。
風雨橋のほかに選ばれたのは、杭州湾大橋(中国)、盤浦大橋(韓国)、ミヨー大橋(フランス)、ヘンダーソン・ウェーブス(シンガポール)、ローリング・ブリッジ(英国)、オクタビオ・フリアス・デ・オリベイラ橋(ブラジル)、ミレニアムブリッジ(英国)、マグデブルグ・ウォーター・ブリッジ(ドイツ)、オールドブリッジ(イタリア)。(編集SN)
「人民網日本語版」 2008年12月19日