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江南水郷を代表する烏鎮 |
発信時間: 2008-12-22 | チャイナネット |
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烏鎮は浙江省桐里市に位置する。水郷地帯の鎮の姿、街の構造を今でも昔のままに完全な形で留めている。街は川を中心にして成り、街は橋と結ばれ、川沿いに家が立ち並ぶ。奥行きのある家、広い庭、二重の梁に高い庇、船着場に続く回廊、通りに突き出た建物、川に臨む水閣……。古色蒼然とした、明るくて清潔で、静寂な佇まいを見せている。 景勝地全体が、伝統民居区や伝統工房区、伝統文化区、伝統飲食区、伝統商店区、水郷名勝区と、区域的に順に並んでいるのが鳥鎮の特徴だ。
■伝統民居区 古い通りには青石が敷かれ、道の両側に木板を張った家が軒を連ねている。建築物は質朴でどこか優雅で、昔日の江南地方の古い鎮そのままの姿を見せてくれる。民居区では、江南百床館や江南木彫陳列館、民家民俗館、訪盧閣、彙源典当などが見所。 ■伝統工房区 鳥鎮の住民の間で広く流行った工芸品の工房が設けられている。ろうけつ染め、糸綿、布靴、竹製器などの製作過程が理解できるほか、試作することも可能。お土産品も数多い。工房区では、酒造り工房、ろうけつ染め工房、布靴工房、藤製・竹製器・桶工房、糸綿工房などが見所。 ■伝統文化区 茅盾旧居や立志書院、林家鋪子、修真観、劇台、影絵芝居館、余榴梁銭貨館などに、鳥鎮文化のはるか遠い源泉が感じられる。 茅盾旧居は文学者、茅盾(本名は沈雁冰)の先祖代々の家。19世紀中葉の建築で、清代の江南地方特有の民居だ。書斎は茅盾自身が設計した。テンジクやシュロは茅盾が植えたという。 影絵芝居館は南宋時代(1127~1279年)に江南地方に伝わった。抗日戦争前後、鳥鎮には12の劇団があり、鎮をくまなく回り数多く上演していた。現在でも毎日上演し、内外の観光客に中国の伝統芸術を紹介している。影絵芝居に使う半透明の人物、物は手作業で作られており、極めて精巧で美しい。各人物は糸で操られ、自由に動き回り、上演時には太鼓やドラ、二胡、長笛などの楽器が演奏される。人びとに広く親しまれている伝統劇。 ■伝統飲食区 食は江南にあり、水郷のいま1つの大きな特徴は小吃(軽食)にある。「三珍味醤鶏」や「鳥鎮羊肉」「荷葉粉蒸肉」「定勝餻」などが有名。古色蒼然としたレストランもいいが、茶館はより鳥鎮の特色に溢れている。本場の菊花茶は甘く爽やかで、美容効果もあるという。 ■伝統商店区 商店区には「三白酒」や「姑嫂餅」、ろうけつ染めなど様々な伝統品が集まっている。 ■水郷名勝区 川を隔てて各区と向かい合っているのが、名勝区。川沿いにくねくねと続く古帮岸、水閣、廊棚などは江南水郷地帯の底の深い趣に溢れている。 |
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