|
安徽省の名勝地・九華山 |
安徽省の名勝地・黄山
|
安徽省の名勝地・太平湖 |
|
安徽省観光局の統計データによると、安徽省の名勝地「両山一湖(黄山、九華山、太平湖)」に訪れた韓国人観光客は08年、初めて40万人を突破した。同地は現在、韓国人観光客が真っ先に選ぶ中国の旅行先の一つとなりつつある。
仏教となじみの深い九華山は中韓文化交流にとって重要な土地の一つだ。新羅の王族である金喬覚は1200年以上前の唐時代、仏法の修行のために九華山を訪れ、99歳で亡くなるまで山中で過ごしたといわれる。その敬虔な信仰と厳しい修行から、金喬覚は中国の仏教徒に地蔵菩薩の化身の一人として敬われ、九華山にはその後も千年以上にわたって参詣者の絶えることがなかった。金喬覚の物語は、中韓文化交流史に残る佳談として伝えられている。
九華山には2000年から、毎年2万人近くの韓国人観光客が参詣に訪れている。韓国人観光客は08年には4万人超え、九華山を訪れる外国人観光客の半分以上を占めるようになった。黄山観光のブームが韓国で始まったのも2000年頃からだ。
風景区「両山一湖」のある都市の観光部門と観光業者はここ数年、韓国市場をターゲットとした宣伝活動を重視し、韓国での広告活動や販促活動を展開してきた。韓国の大韓航空やロッテ国際旅行社、釜山青年旅行社などの大型観光業者との良好なパートナーシップも築いている。また黄山市はソウルなどに事務所を開設し、同市の観光商品を韓国市場に直接送り込み、最前線の市場競争に参加している。より多くの韓国人客を迎えるため、「両山一湖」の観光スポットや主要道路などには中英韓日4言語の道路標識が掲げられた。韓国人観光客向けのホテルやガイドに対しても専門的なトレーニングが行われている。
大韓航空は今年、韓国から黄山への観光直行便を引き続き運航し、便数も増加する計画だ。(編集MA)
「人民網日本語版」2009年1月14日
|