西洞庭湖湿地 渡り鳥のオアシス
その大きさを「八百里洞庭」と称えられている洞庭湖であるが、湖が果てしなく広がっているわけではなく、そこにはたくさんの大きな湿地が含まれる。湖そのものも、東・西・南の三つの部分からなる湖群である。
西洞庭湖の湿地は起伏が激しく、岸辺には葦が群生し、水底には魚が泳ぐ。これに温暖湿潤な気候が加わり、昔から渡り鳥のオアシスとなってきた。ツル、ナベコウ、ハヤブサ、ガンなどたくさんの稀少な鳥類がここに飛来し、のんびりと長い冬を過ごす。
西洞庭湖湿地は世界の重要湿地リストに登録され、国家湿地公園も建設されている。バードウォッチングが人気で、冬になると、ここは「鳥と人」の楽園となる。
「チャイナネット」2009年2月27日