蘇州の東に位置し、2500年の歴史を持つ「ロク直鎮」は、「中国で最もすばらしい水郷古鎮」と言われ、古くから伝わる文化、名所旧跡、古い橋や街、民家などが広く称賛されている。
水景と橋の多さが「ロク直鎮」の特徴であり、古くから江南の「橋の都」と称えられてきた。1平方キロメートルの古鎮エリアには、宋、元、明、清時代の石のアーチ橋がもともと72基存在していた。現在はそのうちの41基が残っており、それぞれ異なる形で特色がある。アーチがたくさん連なる大型の石橋、アーチが一つだけの小さい石橋、幅の広い太鼓橋、狭くて平らな橋のほか、美しい装飾が施された双子の橋、左右に並んだ兄弟橋、人々の生活に便利な平橋、、。2つの橋が直角に組み合わさっているものも5カ所にのぼる。
ある有識者は、「ロク直鎮を訪れれば、古代の橋の博物館を参観したも同じだ。橋の密度はイタリアの水の都、ベニスよりもはるかに高い」と述べている。
古い街並みをゆっくりと散策し、小鎮の風景を味わい、古い橋の数々を観賞し、漁船の人々を眺めれば、水郷の情緒をたっぷりと堪能することが出来る。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年3月6日