景徳崇聖殿は歴代帝王廟の中央にあり、故宮の太和殿と同じ「重檐廡殿式」という宮廷建築様式を採用している。高さは21メートル、広さは「九五の尊」という帝王の礼制に則って間口9間、奥行き5間。
景徳崇聖殿に敷かれている磚(レンガ)は王室専用のもので「金磚」と呼ばれる。「金磚」は玉のような光沢があり、きめが細かい。ここで用いられた「金磚」は蘇州の王室御用達の窯で焼かれたものであり、材料選びから焼成、加工まで厳格な作業手順に基づいて製造された。敷く前にはさらに、桐の油に浸したり、表面を磨いたりなどの処理が施されている。
殿内には7つの厨子があり、歴代帝王188人の位牌が祭られている。
「チャイナネット」 2009年4月2日