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河南省安陽 世界遺産など全ての観光地を外国人観光客に無料開放 |
発信時間: 2009-07-01 | チャイナネット |
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最高峰の青銅器
宮殿宗廟の遺跡区内に、大量の殉葬坑がある。3379平方メートルの面積の乙七宗廟の基址と宗廟の祭祀場で、殺害された殉葬の人骨600体余り、また、多くの殉葬の馬、牛、羊、犬の骸骨がここで発掘された。
殷墟の王陵区は、東西の長さ約450メートル、南北の幅約250メートル、総面積11万平方メートルに及び、茖河の北岸に位置する。ここでは、十三の王陵の大型陵墓及び2000余りの殉葬坑と祭祀坑が発掘されている。この区域で出土したもっとも重要なものに、1939年にM260号墓から出土した司母戊鼎がある。この長さ1.1メートル、幅0.78メートル、高さ1.33メートル、重さ875キロの大きな鼎は、殷墟から出土した青銅器の中でも逸品であり、中国で出土した最大の青銅器でもある。その大型の形、精密な模様、完璧な鋳造技術は、青銅時代における最高峰で、殷商の先人の知恵と創造力を示し、中国古代の青銅器を代表するものである。 殷墟の青銅器は殷墟鋳造工業が発達していたことの象徴であり、全部で六千点余りの形と大きさの異なる青銅器が出土したここは、中国の青銅時代の文明史において重要な地位を占めている。
最古のオンパレード
殷墟には、中国古代の文明史における「最古」ものが少なくない。
「中国最古の文献の記載、考古学的に発掘、裏付けられた都城」
「文献の記載があり、考古学的に発掘、裏付けられた中国最古の皇陵」
「人類の歴史上、現在に至るまでに発見された最古の『古文書庫』」
「中国最古の車馬の遺跡を留めた車馬坑」
「さまざまな材質の精美な文物が1928点出土した、中国最古の女子将軍の墓である婦好墓」……
現在でも、殷墟では考古調査と発掘が続いている。
アクセス 安陽市から北京市までは約500キロ。
鉄道 全国各地からの列車が毎日71本止まる。うち北京発列車は23往復。北京から安陽までの運行時間は列車によってそれぞれ異なり、3時間40分から7時間40分までとなっている。
高速道路 北は北京市、南は広東省、西は山西省、東は山東省まで、至るところへ高速道路がつながっている。
観光シーズン
安陽市は暖温帯・亜熱帯、湿潤・半湿潤モンスーン気候に属する。冬は寒く、雨や雪が少ない。春は乾燥して風や砂が多く、夏は暑く降雨が多い。秋は晴れて暖かく日照時間もたっぷりである。年間平均気温は、一般に12度から16度、1月は零下3度から3度、7月は24度から29度になる。
「チャイナネット」/「人民中国」 2009年7月1日 |
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